本日は、当院で鍼灸と漢方へそ灸を約1年半にわたって継続的に受けられたTさん(30代後半)の感動的な妊娠・出産の経緯をご紹介いたします。
Tさんは、子宮内膜症、卵巣嚢腫、そして卵管水腫という複雑な症状を抱えながらも、不妊治療専門クリニックと当院での鍼灸と台湾式漢方へそ灸のサポートを受け、ついに妊娠・出産を果たしました。
「Tさんの経緯と挑戦」
Tさんは、20代後半から生理痛に悩まされ、大学病院で「子宮内膜症」と診断されました。35歳で結婚し、すぐに不妊治療を開始。大学病院では、子宮内膜症の症状軽減のために「子供を3人産んだ方が良い」とアドバイスされました。
2021年には5回の採卵を行い、3個の胚盤胞を得ましたが、移植後の着床には成功しませんでした。その後、同不妊治療大学病院にて精密検査の結果、卵管水腫が見つかり、体外受精の成績に悪影響を与えていることが判明。卵管水腫が受精卵の着床を妨げる原因となるため、手術を勧められ、クリッピング手術を受けることに。
「鍼灸と漢方へそ灸で卵質と子宮内膜の血流を改善」
手術後、Tさんはお友達の紹介で当院に転院されました。当初、お腹の冷えやむくみ、生理痛(鎮痛剤を3日間服用)瘀血(おけつ)などがあり、そこで、当院ではTさんの体調に合わせた鍼灸治療と漢方へそ灸を週に1〜2回のペースで行いました。特に、卵管水腫の吸収を促進するツボを中心に施術し、冷えや血流改善を目指しました。
約半年後には、生理痛が軽減し、体調も改善。舌と脈の状態からも、冷えと血流の改善が見られるようになりました。この後も鍼灸と漢方へそ灸を継続しながら、不妊治療専門クリニックに転院。
「体外受精での奇跡的な成功」
不妊治療専門クリニックでは6回の採卵を行い、計4個の胚盤胞を得ることが出来ました。そして3回目の移植でついに着床に成功!
妊娠が確認され、流産予防、つわりの軽減と赤ちゃんを順調に育つような為に、妊娠20週目まで鍼灸と台湾式漢方へそ灸を継続させて頂きました。
そして、数々の困難を乗り越え、Tさんは今年の夏、元気な男の子を無事に出産されました。
「鍼灸と漢方の力を実感」
この症例を通して、子宮内膜症や卵管水腫を抱える患者様に対して、当院の鍼灸治療と台湾式漢方へそ灸が重要な役割を果たすことが確認できました。冷え改善や子宮や卵巣への血流増加が子宮内膜症を軽減させ、卵質の向上と卵管水腫の吸収を助けることができたと考えています。
Tさんのように、難しい症例でも、定期的に適切な鍼灸と台湾式漢方へそ灸施術を受けることで、希望を持ち続けて妊娠・出産に至ることができることを実感しました。これからも多くの方々に、妊娠への道を切り開くお手伝いをさせていただきたいと思っています。
Tさん、無事にご出産おめでとうございます!
詳しくは当院のHPをご覧ください!