辛い入生活を思い出すものがありあます。
 
マスクの匂いと音楽です。
 
新しいマスクをすると今でもあの言葉では言い表せない、不安と恐怖で辛かった入院付き添いの日々がよみがえります。どのマスクも着けた瞬間にする匂いで一瞬ですが。
 
病院の匂いより、毎日、寝る時もつけていたマスクの匂いの方が辛い思い出の日々の匂いとして残っています。
 
音楽は誰でも苦い思い出の曲になったり、元気になれたりしますが、付き添いで病院と家を行ったり来たりしていた時に聞いていた曲が、今聞くと辛い日々を思い出します。
 
ちょうど好きなアーティストが新アルバムを出したのでこればかり聞いてました。
 
当時、帰宅ラッシュで渋滞している国道を1人寂しく色んな想いで、病院から家へ、家から病院へ運転していたあの時の記憶がよみがえって来ます。
 
マスクの匂いや音楽を聴いて辛かった日々を一瞬思い出すことはあっても、苦ではありません。それは今、穏やかな生活を送れているからだと思います。