【起床時間と意志の目覚め】
先日、この春から大学生になった三女が、こんなことを話してくれました。
「最近ね、朝早く起きなきゃいけない日って、前の日に“明日は◯時に起きる”って思って寝ると、なぜかアラームより前に目が覚めるんだよね。でも、土日みたいに予定がないと、ダラダラ寝ちゃって全然起きられないの。これって何だろうね?」
高校までとは違い、大学生活はぐっと自由度が増します。
時間割も、過ごし方も、ある意味すべてが「自分次第」。
そんな新しい生活の中で、彼女は「自分で起きる」という体験を、改めて不思議なものとして感じているようでした。
その言葉を聞いたとき、私の中に浮かんだのは
「それは意志の働きなのではないか」ということでした。
人は「起きなければならない」と思うとき、単に身体が反応しているだけではありません。
もっと深いところ——自分自身の中心、いわゆる“自我”の領域から、「起きる」という働きかけが生まれています。
シュタイナーの人間観では、14歳頃からこの「自我」が本格的に目覚め始めると言われています。
それは単に考える力が発達するということではなく、「自分で自分を動かす力」、つまり意志を自覚的に使い始める段階です。
そして大学生という時期は、その意志を「本格的に自分で使い始める環境」に入ったとも言えるでしょう。
朝、アラームより前に目が覚める——
それは外からの強制ではなく、内側からの「起きる」という決断が、眠りの中にまで届いている状態です。
一方で、予定がなければ起きられない。
それもまた、とても自然なことです。
意志はまだ発展の途中にあり、「必要性」や「意味」と結びついたときに、はじめて力強く働くからです。
私はそのとき、この仕組みをそのまま説明することもできましたが、あえてこう伝えました。
「それでいいんじゃない?本当に起きたいときに起きられてるんだから」
意志は、外から説明されて強くなるものではなく、
自分の内側で「できた」という体験を積み重ねることで育っていくものだからです。
14歳から始まるこの意志の成長は、大学生という自由な環境の中で、よりはっきりと試されていきます。
誰かに決められた時間ではなく、自分で決めた時間に、自分で起きる。
その小さな行為の中に、
「自分の人生を自分で引き受ける」という力が、静かに育っています。
早く起きられる日もあれば、起きられない日もある。
けれどその両方を通して、「自分はどうしたいのか」「何のために起きるのか」を感じ取っていくこと。
その積み重ねこそが、
これからの人生を自らの意志で創っていくための、確かな土台になっていくのだと思います。
ちなみに私はというと——
やはり学生の頃から、アラームが鳴る前に起きるタイプでした。
(ちょっとドヤ顔したくなるやつです)
ただし例外が一度だけあります。
6人の子育てと起業準備が重なり、
睡眠時間がついに「1時間を切る」という、もはや修行のような時期。
そのとき、絶対に遅れてはいけない師匠の講座に——
見事に遅刻しました。
そして、しっかり怒られました(笑)
あれ以来、朝に対する感覚が一気に研ぎ澄まされ、
「絶対起きるスイッチ」が体内に設置されたように思います。
…いや、
もしかしてこれは意志の力ではなく、
単なる“トラウマによる覚醒”なのかもしれませんが(笑)
それとも——
歳のせい?
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