最近色々な筋から子供クラスの稽古をしては?との話が出ている。
私は教えるのが好きな方だと思う。
が、子供に教えるのは大変そうだとも思う。

なにはともあれ、体験にこしたことはないとおもい、大先輩の道場へ。

着いたら幼稚園児のような子供たちがワラワラ・・・・と走り回っている。
一番小さい子は4歳とのこと、3歳から通い始めているそうだ。
実に和やかな雰囲気だが、先生は別格との認識も出来ている様子。
年長の子供(中一)が実によくほかの子の面倒を見ていたので。

さて、稽古。子供15人を並べて整列。二礼二拍一礼。
・軽くランニング
・体の変更、気の流れ
・諸手取り呼吸法 

これは合気道だから当然。
ここからは子供クラスだけの内容。

・正拳突き     10本×15人
・二段突き     10本×15人
・前屈立ち逆突き 左右5本×15人

全員一緒に合わせるには空手の突きは有効とのこと。(参考になる)
まじめに付き合ったので相当バテた。

次に受身の稽古。
子供たちが自分でマットの準備をする。
自分のことは自分でやる習慣は良いことだと思う。

一人ずつ前に出る。年長の子がその子をマットに投げる。
投げられた子はマットに受身を取る。
可能ならばそのまま2,3回連続で受身。

次に子供たちがマットを囲んで立つ。
一人がマットの周りを走りながら立っている子を突き飛ばす。
突き飛ばされた子は、後ろ受身。

最後に俯けに寝そべって「人間絨毯」
寝ている子の上を一人が転がる。これを道場半周程。

最後にマットの上で座り技呼吸法(全て先生が一人で相手にする)

子供には技よりも、体をとっさに動かすこと、集団の中で人に合わせることを
教えることが重要だと理解できた。
技は徐々にで良い。
その中で真面目にやっている子は伸ばしてやればよい。
そんな風に思いました。

余談であるが、子供と稽古したおかげで腰痛がぶり返しそうになった。
が、翌日にはスッキリ。
思うに正拳突きが背筋を刺激して腰の負担を和らげたのではないか?
そういえば鍛錬棒を毎日振っているときは腰の調子が良くなったような。
背筋と腹筋で腰を支えているのだなぁと実感。

ところで子供クラスの実現は?
不況の煽りで運営費が捻出できるかどうかの状況なので思案中です。