続き
さて、道場生諸氏の協力を得て着々と進む準備であったが、実は最後の一週間が一番辛かった。
その理由は、ずばり、参加者の変更である。
ギリギリまで連絡がつかないことが原因だが、一週間も切っているのに連絡がない、連絡をすると言っておいて無しの礫、留守電を入れても反応がない、と言った方々は基本的に欠席扱いにしていた。
人数は増える分には店の方に文句を言われることはまずないし、稽古自体は多少の人数増減に全く影響されないからだ。
が、結局、残り一週間を切って10人も人数が増えたのは誤算であった。
何より疲れたのは、参加表明を直前に、人づてに伝えてくる人がいたことである。
勿論殆どの方はキッチリ連絡をくれ、一部メールのトラブルによる伝達ミスはあった。
ほんの一部の人が連絡をくれなかっただけだが、これが何故か堪えた。
結局、店の予約人数を変更し、増えたゲストの送迎車両も応援を頼んで当日までに間に合わせることが出来た。
やはり、私は細かく管理するのが好きな性分なのだろう。
それでストレスを抱えるのは性分だからしょうがない。そうならないようにもっとキッチリやることが解決の糸口であろう。
来年は全員のメールを聞きだしてみっちり準備をしようと心に誓った。
もうこれ以上は欠席しても金は取ると腹をくくり、後は稽古を楽しもうと考えを切り替え迎えた土曜日。
この日は会社があったが、早々に切り上げ、意気揚々と稽古に向かう。
そこには疲れを忘れさせる、懐かしい一年ぶりの方々が来ていた。
続く