杉田水脈LGBT寄稿に自民党も批判の声-LGBTデモは反日だと言われたが、自民党も反日なのか? | 反新自由主義・反グローバリズム コテヤン基地

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自民党内からも杉田水脈議員への批判は続々と

野田女性活躍相 杉田議員発言や東京医大を批判(毎日新聞)

自民、LGBT問題で杉田水脈議員を指導 「寄稿に配慮欠く表現」と異例の見解発表(産経)

首相「人権、多様性の尊重は当然」 杉田氏寄稿で苦言(朝日)

「LGBTは生産性がない」発言に自民地方組織から批判 支援団体からは辞任求める声(BuzzFeedNews)

 

 8月に入りましてから杉田水脈議員の「LGBTには生産性がない」という発言に対して、自民党内からも問題視ないし批判する声が高まっているようです。

 杉田水脈議員の人間観に見る国家のアリカタ-LGBTを引き合いに出すのはヤメてほしい(2018.7.22 当ブログ)で真っ先に指摘したように、「LGBTには生産性がない」という表現がかなり問題視されているようです。なぜ問題なのか?は上記記事をご覧ください。

 

 一方で杉田水脈議員の発言を「LGBT側はさほど問題視してない」という擁護の声もいくつかのブログを回るとあるようですが、この主張は「おかしい」と解釈できます。

 なぜならばLGBTはセクシャリティの話であり、別に政治理念を持った団体や組織などではないわけですね。ですので「LGBT側で問題視する人もいるし、問題視しない人もいる」というのが事実であって、1つだけを切り取って「LGBT側は問題視していない」という擁護は成り立たないわけです。これはデマに等しい性質を持っていると解釈可能です。

 

 もう1つは至極まっとうな懸念なのですが「LGBTが政治利用されるんじゃないか?」というものです。これは私も非常に懸念しておりますけれども、今回の事実関係を紐解けば新潮45への杉田水脈議員の寄稿という「アクション」があったのに対して反発、批判しているのであり、そもそも最初にLGBTを引き合いに出したのは杉田水脈議員でしょう。

 であれば、「政治利用されたくない」という懸念をぶつけるのならば、デモを起こしたLGBT団体や左派に物申すのではなく、杉田水脈議員をこそ批判するべきでありましょう。

 論理的には以下となります。

  • LGBTは政治団体などではないために、「問題視していない」などという統一見解なんか出るはずがない。一方だけを切り取る擁護は無意味どころかデマにすら近い性質を持っている。
  • 今回の問題でLGBTを政治の場に引き合いに出したのは杉田水脈議員であり、政治利用を懸念するのならば彼女こそ批判されるべきである

 ついでに言えばLGBTの自民党前デモを「左派に利用されている。反日活動だ!」などという批判及び解釈ははっきりいって幼稚すぎで、「左派=反日、右派=愛国」というフィクションの前提条件に依拠するものでしょう。

 ではその右派やいわゆる保守政治家と言われる代表の安倍総理が、次々とカジノ、移民拡大、TPP11、水道事業民営化(今国会は見送り)などの「新自由主義的な壊国政策」を進めている”事実”をどう解釈するのか?

 100歩譲って「左派=反日」であったとしても、「右派=壊国」ならばどんぐりの背比べと申し上げるしかないでしょう。

 ちなみに「反日だ!」という攻撃ワードだけで、その反対の自分たちが「愛国者だ」などと思いこむのは、ヤメておいたほうが良いでしょう。一方がもしも悪者だったとしても、それを責め立てるもう一方が正義であることを保証するものなんぞ「なにもない」のですよ。

 

 杉田水脈議員を擁護していたネトウヨですが・・・どうやら自民党すら杉田水脈議員への批判、指導をせざるを得ず裏切られた形です。この場合はどうなるんでしょうね?「自民党は反日だ!」でしょうか(笑)

現状追認と批判精神の欠如が招く思想的混迷

 先程上述しましたけれども、自らを「愛国者だ」と絶対正義のように語り、もしくは安倍総理を「愛国者である」と定義してしまうと、「愛国であるがゆえに何でも許される」という現状追認を招きます。

 これは中国の反日デモの際によく聞かれる「愛国無罪」と、一体何が違うんでしょうね?日本の自称愛国者のレベルは、じつは中国の反日デモを行っている連中と「変わらない」ということでありますね。

 

 ナショナリズムはイコールで愛国者ではありません。意味が異なります。ナショナリズムとは「国民意識」「共同体意識」でありまして、それはいわば日本をチームジャパンと考える思想定義と呼べましょう。

 チームジャパンをより良くするために「チームを愛することを押し付ける」「無批判にチームジャパンを受け入れる」というのは、会社がイエスマンばかりになる現象と同じでありますよ。そのうちにそんな見識しかない組織ないしチームは崩壊します。

 むしろチームジャパンを良くするのならば、しっかりとした健全な批判にて悪いところはただし、良いところは伸ばすといった姿勢が求められるでしょう。

 

 愛国という言葉は問題をはらんでおります。1つは「愛国であれば何を言っても肯定される」という自己正当化を強めるということ。杉田水脈議員の寄稿などはその典型例でありましょう。

 もう1つは対象が「愛国である」と認定されると、その対象を延々と現状追認するしかなくなるという現象。安倍政権がその典型例でありますけれども、自称保守や自称愛国者は安倍政権の移民拡大もスルーでしょう?つまり健全な批判が展開できなくなってしまう。

 「愛国」「反日」などという言葉は当ブログの主張、見解ではまったく使用しませんけれども、それは「差別」という言葉をできる限り使用しないようにしているのと同じ理由です。

 つまりこれらのパワーワードは反論がしづらくなるだけではなく、議論そのものを封じ込める働きを持っていると考えるからです。

 

 逆説的に言えば「◯◯は反日!」「◯◯は愛国者!」「◯◯は差別だ!」などの思考回路を繰り返すと、それが思考の前提条件となっていき、ついには思考停止に陥ることになってしまうでありましょう。

 むしろこれらのパワーワードに踊らされるとは、すなわち「自分で考えるのが面倒くさいので、簡単なカテゴライズで考える思考法」でして、このような思考法は到底ながら保守思想を語ることは無理だし、思想全般に関して語ることは不可能なのです。

 かくして「保守思想を理解しない自称保守」や「ナショナリズムを理解しない自称愛国者」、そして「リベラリズムを理解しない左派」などが生まれるというわけです。

※私の見る限りにおいて、まだ左派のほうがマシかもしれん・・・とは思っておりますけれども(笑)

※そういえばSEALsも民主主義を理解せずに、民主主義を守れ!とデモしてましたね・・・。まあ、結果的には「辻褄が合ってしまった」ので、むしろ安倍政権側に多くの問題があるわけですが(笑)

※民主主義を守るにはナショナリズム(国民意識、共同体意識)が不可欠なのですよ。その点をSEALsは誤認、誤解していたと言えましょう。

 

 しかしまあ・・・誰もが思想論や政治論を吐けるわけではないので、ブログレベルで様々な意見や主張があるというのは否定するべきことではありませんけれども、問題は有識者なり政治家なりの「本来知的であるべき人びと」までが、「そこら辺のブログレベルの認識」で議論していることでありましょう。一億総大衆社会の到来(!!)とでも表現するべきでしょうか。

 エリートたちの知的劣化はかなりの大問題で、これは一朝一夕にどうにかなる話ではなく、むしろ「劣化の再生産」をし続けていると見るべきでありましょう。

 

 だからこそ、我々日本国民は絶望的な現状を前にして、しっかりと己の知性を磨かなければならないのかもしれません。

 これを啓蒙活動と呼ぶのならば、この啓蒙活動はおそらく失敗するであろうと私自身はそう直感しながらも、続けているわけでありますね。

 「失敗する」という結果の可能性が高いとしても、それはすなわち「では言論をやめる」という理由にはならないのです。なぜならば「人間はいつか死ぬ」からといって、「自身のあらゆる活動を停止する」とはならないでしょう?(笑)つまりは反ニヒリズム的なお話ですかね?多分。

 見えている結果があったとしても、それは自身が動かない理由にはならないのですね。

 

 というわけで、今後も現状はブラックジョークのような絶望感でありますけれども、ボチボチと記事を書いてまいりますよっと。

 

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