水道事業民営化が今国会で見送り
今日は水道法14条2項および、コンセッション方式(公設民営とも言うしPFIとも言いますけれども)を解説しようかなと。
ついでに、別テーマですけど粘着君が「一次ソース!!」とか言ってたので「必ずしも、一次ソースが無批判に受け入れられるわけではない」ということも後述しましょう。
あ、ちなみに迷惑コメント(串みたいなもの通してる粘着君)が新しくあったのですけど、めずらしく一切見ておりません(笑)気分が悪くなるだけなので。他の方のコメントは全て目を通しておりますです。
あと、コメ欄を承認制にしようかなと。というかしました。面倒ですけど、粘着君がうっとおしいので。串までつかって何がしたいんだか、さっぱり。まあ、大体「誰か?」は想像がついておりますけれども。
話を本筋に戻しますm(_ _)m
道事業民営化は今国会では見送りになったもよう。
水道法改定 今国会見送り 営利企業参入 不安・反対強く(赤旗)
水道法14条2項の1はもともとこれ。
2 前項の供給規程は、次の各号に掲げる要件に適合するものでなければならない。
一 料金が、能率的な経営の下における適正な原価に照らし公正妥当なものであること。
んで改正すると以下になる予定でした。
2 前項の供給規程は、次に掲げる要件に適合するものでなければならない。
一 料金が、能率的な経営の下における適正な原価に照らし、
健全な経営を確保することができる公正妥当なものであること。
今までは「原価から適正価格を決めてね?」だったのが、そこに「健全な経営も確保できるようにね?」とプラスアルファされました。
健全な経営とはなにか?「黒字であること、利益が上がること」でありましょうね。
誰が?もちろんながら水道事業に参入する「民間企業が」でありましょう。
高橋洋一さんによると「運営コストを下げるために、公設民営にするのだ」そうですけど、普通に足し算すれば「原価+企業の利益」で「運営コストが高くなる」のは当たり前。
これで安くなる!というのは「多分、安全性や冗長性と引き換えだろうな?」と疑うほうが自然というものです。
なぜならば多くの場合、効率化と安全・冗長性・レジリエンスは同時に成り立ちませんからね。
水道事業の民営化の話がなぜ出てきたのか?ですが、「全国の上下水道の更新率が無茶苦茶遅れてる」からなんですね。普通は「日本の内債に一切の問題がない」という事実を知っていれば・・・「国が財政出動して、更新していったらいいじゃないか!」と思うはず。
しかし我が国は絶賛緊縮財政中でケチケチなので、「水道事業で儲けを出さねば、更新できない!」という迷走結論にたどり着き、それが今回の民営化というわけです。
これで「料金が上がらない」と思う人はなかなかいないでしょうね。
ちなみに報道によると、水道管の更新費を含めなければ、全国の水道事業の9割が黒字とのこと。そらそうだ、「原価から水道料金を決定している」のですから。
しかし更新対応率が低い原因はなにか?というと、端的いえば「地方の過疎化による、地方自治体の財源不足」でありますね。
では地方の過疎化、東京の一極集中を招いた原因はなにか?政府が地方に投資をしないことが原因です。つまり緊縮財政ですね。
では水道事業の民営化とはどういうことか?緊縮財政に類するものです。笑える話が「緊縮財政によって出てきた弊害を、緊縮財政で対応しようとしている」のが今回の水道事業民営化というわけ。
冗談もここまで極まると、笑えない。いや笑うしかない。
たったこれだけのことを、あれこれと理屈をこね回してなんとか取り繕おうとしているのが、「水道事業民営化賛成派の方々」でありますから、そりゃあもうよくわからない理屈をこねくり回すわけです。
「参入する企業だって、違約金が発生するから撤退しない!」=「違約金さえ払えば、撤退できる」とは絶対に認めないんですね。理屈が崩壊しちゃいますからね。
はてさて、「絶対に撤退しない行政」と「違約金さえ払えば撤退可能な民間企業」で、どっちが安心か?なんて言うまでもない話。
もっといえば「黒字の水道事業も企業に売り渡す」のですから、新手のレントシーキングとも解釈可能でありましょう。
今国会で見送りになり、大変良かったのですが・・・この手の動きは100%今後も出てきます。なにせ「新自由主義大好き、安倍政権」でありますからね。
一次ソースが無批判に受け入れられるわけではないという話
一次ソースというのはたしかに重要なのですが、それが無批判に受け入れられるわけではないのもまた事実。例えばこれ。
Q1 PFIとは(内閣府)
PFIに対してひたすらにメリットのみを述べて、デメリットは一切触れずの典型例でありまして・・・まあ推進室ですからしょうがないんですけれどもね。
これはいわゆる「一次ソース」ですけれども、書いてあることをこのまんま信じるのは「愚か者」でありましょう。
この一次ソースで理解できることは、「政府がPFIを進めたがっている」ということだけ。
というか上記の情報は「政府がPFIを進めたがっている一次ソース」と解釈可能、と言い換えても良いでしょう。
ちなみに・・・「お前は一次ソースを見ていない!」と相手を責め立てるのは、大変におバカのすること。なぜなら、知っていれば自分が一次ソースを提示すればよいだけですからね。
つまり「お前は一次ソースを見ていない!(そして自分も提示できない)」とは、ようするに「相手との討論で有利に立ちたいから、言ってみただけ」である可能性が非常に高いと、自分でばらしているようなもの。
討論をしなければいけないとしても、この手の狡っ辛い間抜けな手段を使用されると「おいおい、見え透いてるけど大丈夫?」と心配になります。
※討論なんてまっぴらごめんでして、いちいち突っかかられる方としては迷惑この上ない話ですが。
一次ソースは検証として必要なことは確かですけれども、「一次ソースを見れば、無検証にそれがそうであると”解釈”できるわけではない」のですね。
ちなみに二次ソースであっても、一次ソースと齟齬が生じていなければ全く問題ありませんので、殆どの場合はメディアの報道から情報を仕入れて問題ない、ということになります。
※朝日新聞の従軍慰安婦問題の記事のような虚報は、さすがに駄目ですが。
料理で言えば一次ソースとは「材料」「素材」の「収穫」「買い出し」ですから、当然ながら料理(解釈)しなければ食べられません。茄子を買ってきて「どうだっ!うまそうだろう!参ったか!」などと言っても馬鹿にされるだけで、その茄子をどうやって美味しい料理にするのか?という解釈が必要なのですね。
当然ながら解釈の仕方、つまり料理の仕方によっては不味くなる場合だってあるわけです。
あと買い出しや収穫をしなけりゃなりませんから、二次ソースより手間はかかります。男の料理的なやつですね。全部の材料を買ってくる的な(笑)
さしずめ二次ソースは「冷蔵庫に入っている素材、材料」でしょうか。買い出しに行ってきたわけでも、収穫したわけでもないけれども、その限られた材料でどうやって美味しい料理(解釈)にするか?という組み合わせが求められます。
まあ、主婦的な感覚と慣れが必要になる、というわけです。
ついでに、賞味期限が過ぎている材料(虚報、齟齬のある情報)をつかうと、マズいことになる。というのも一緒。見極めも必要になってきます。
では「男の料理」と「主婦の料理」のどっちが美味しいか?別に優劣なんてないわけですよ。ブログで論じる分には。
いや、プロの料理人とかだとそりゃ、「収穫したての山菜を料理しました!」とかのほうが付加価値がつきますけどもね。
まあ、「一次ソースを見てないから、話にならない!」とかいう人って、じつは「一次ソースってなんなのか?」すら「知らない」のでしょうね。
ああ・・・しまった。粘着君の話は忘れましょ(笑)
P.S
よくわかりませんが、ブログランキングがずっと60位台でウロウロしていたのに・・・急上昇中。なんで?特段、変わったことは何もしていないのですけれども。
15日の20時現在で54位Σ(゚Д゚)
まあいいや・・・よくわかりませんが、これからも変わらずに情報発信を続けていけたらと思います。
ちなみに本日は進撃の庶民の寄稿は私の寄稿ですので、よかったら読んでやってくださいなっと。(11時55分掲載予定)
私にしては珍しく(??)強烈な「安倍政権批判」でありますからね(笑)
あ、ちなみに迷惑コメントのIP検索かけたら「ルーマニア」「イギリス」とか色々なところを経由しているみたいで、ようするに粘着バカでした。多分あのウェブブラウザでしょう、そうでしょうと自己納得。
こーいう串(じゃないけど、似たようなもの)まで通して粘着してくるバカって、社会生活、送れてるの?と心配にすらなります。多分、アメーバのアカウントは持ってるんでしょう。誰か?はだいたい想像がつきますけれどもね。文章の癖から。
まあ知らない人ではないので忠告しますけれども、バカな真似はおよしなさいと。
ま、多分アメーバアカウントの方では(知っている人がいるので)コメントできない人なので、そのうちに自身のブログで私に絡みだすんじゃないですかね?見ないけど。ヤダヤダ。
あと進撃の庶民の寄稿にも、どうせ粘着してくると思いますけど放置です。
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国家戦略特区blog:超人気ブロガーみぬさ よりかず氏による政治、経済コラムが毎日更新!ブログ名は新自由主義者を釣るためだとか(笑)
コテヤンの尊敬するブロガーの一人&先達です!コテヤンがファンって相当やで?
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