リーマン・ショック~現在までを振り返る | 反新自由主義・反グローバリズム コテヤン基地

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2000年代初頭からの世界同時好景気

 2000年代初頭~2007年までは世界同時好景気、グローバリズムの黄金期とすらいえる時期でした。どの国家のGDPを見ても(日本以外は)GDPを順調に伸ばしているように見え、この頃はグローバリズムとグローバルスタンダードこそが正義であるかのように語られました。

 

 さて、その中でなぜ日本が経済成長できなかったのか?非常に簡単で、世界各国はグローバリズムといいつつ公共事業、政府支出も増やしていたにも関わらず、日本だけがこの時期にガンガンと公共事業費を削っていたからというのが実態です。

 しかしそのダメージは、消費大国アメリカへの輸出という形で相殺されたので、経済成長しないまでも経済が壊滅的にはならなかったと解釈可能です。

 

 ではその消費大国アメリカの消費は何に依存していたか?サブプライム・ローンといわれる「貧者へのローン」ですね。金融工学という「詐欺的手法」で、どう考えたっていつかは破綻するスキームを「安全」といい張り、それがリーマン・ショックにつながるわけです。

 つまりは金融の膨張化が世界同時好景気の正体であり、それは単なるバブルであったといえます。

2008年のリーマン・ショック

 リーマン・ショックはCDSなどと呼ばれる「貧者へのローンを保証するスキームを保証するスキーム、それをごちゃ混ぜにしてリスクがないかのように見せた」金融商品が暴落したという話です。

 もともとが貧者への貸付なのだから、当然ながら暴落は必然的な帰結であったといえるでしょう。

 

 そしてこの「世界一の消費大国」たるアメリカの景気を支えていたものが破綻し、さらに悪いことに特に欧州などはこの債権をかなり多く持っておりました。

 当然ながら債権の暴落、破綻は世界的な信用縮小を引き起こし、信用縮小は「銀行が金を貸せない」という資本主義として致命的な事態を引き起こします。

 とすると企業はコストカットに走って所得は減少、従って需要も減少するという循環を生みます。これが世界的に起こったのがリーマン・ショックといえましょう。

 

 この事態をどう解釈するか?金融が主となり、実体経済が従となった1980年代以降のグローバリズム経済が「間違いだらけであった」と証明したものと思われます。

 この事態から教訓を学ぶとすれば、金融は従であるべきである、ということでしょう。

 

 ハイマン・ミンスキーの金融不安定性仮説は、2007年のサブプライム・ローン問題のときにウォール街の人たちが「ミンスキー・モーメントだ」と戦慄したそうです。

 金融不安定性仮説とは「経済は実体経済と金融経済の2つある。金融経済が行き過ぎれば必ず暴落を起こす。そもそも金融経済は不安定だ」という非常にシンプルなものです。

 ほかの思想家、経済学者も金融経済を「ポンジー経済(ネズミ講)」「ギャンブル経済」と呼びますが、まさにその通りでありました。

2009年以降の世界

 2009年とはグローバリズム幻想が崩れた年といえます。アメリカや中国は大規模な財政出動でなんとか世界経済の失速を止めたかに思えますし、日本も麻生総理が財政出動をしました。

 もっとも事態がよくわかっていない日本国民は「政権交代!」などといって麻生総理を引きずり下ろし、民主党政権が成立した年でもあります。

 

 しかし世界的に見ると2009年というのは「アメリカの凋落」が明らかになった年といえるでしょう。世界は通貨安競争で外需を奪いに行こうとしましたが、民主党政権は円高を放置。財政出動もせずに日本国民は塗炭の苦しみの中で経済再生を自律的に2010年~現在まで行っております。

 

 2012年までの間違いでは?という指摘もあろうかと思いますが、安倍政権と民主党政権の違いは1つだけ。金融緩和をしたかどうか?だけであり、緊縮財政路線はそのまんまなのです。

 日本ではどうも議論されませんが、アメリカにしろ中国にしろ金融緩和はメインではなく補助、主力の財政出動が伴っていたからこその回復だったわけです。

 

 しかし困ったことにこの回復も、すでに組まれたグローバリズムという構造、つまり「低成長、インフレ退治の構造」のなかで、世界経済は低成長路線になっております。

 もともとグローバリズムという思想そのものが「インフレ退治のため」のものなので、世界デフレともいえる状況でこの構造が変化しないということは、今後も世界経済は低成長を余儀なくされるのは当然です。

 従って世界は基本的に国際関係が悪化し続け、他国に需要を収奪しにいくという構造に変化しました。

 

 翻って我が国日本は何をやってきたか?いわく岩盤規制の打破、いわく移民推進、いわく世界一ビジネスのし易い国にするなどなど。相も変わらず「アホ」としかいいようがないのですね。

 

 さらには日本が経済成長しないものだから、中国には3倍の軍事費の差をつけられるわと、もはや経済も安全保障も危ない!状況なのですが、自称保守は「アメリカ様との集団的自衛権だ!」とかなんとか、バカバカしい議論に終止するわけです。

 ついには!先日はチャンネル桜という「自称保守番組」が「安倍政権を断固支持!反日メディアに負けるな!」などと銘打って、いや酩酊して放送をする始末。アボカド、じゃなくてアホかと。

この先どうなる?日本

 メディアは時代遅れのグローバリズム!とやらを現在も支持しているようで、チャンネル桜も例外ではないでしょう。なぜならグローバリズム政策を推し進める安倍政権を断固支持!なのだそうですから。

 そして巷の有識者の殆ども未だにグローバリズム!だそうで、目ン玉ついてんのか?といいたくなるレベル。

 さらには政治家も「日欧EPA!TPP!」とかグローバリズムだそうで、要するに脳みそがないレベル。

 

 ようやく自民党2回生のなかで「日本の未来を考える勉強会」というものが立ち上がり、講師に藤井聡氏、中野剛志氏、三橋貴明氏、青山泰樹氏などを招いてお勉強を始めたようで、この会だけは本気で応援したいところです。あとは知らん(笑)

 

 そしてこの日本の未来を考える勉強会のような動きが活発化し、支持されない限り、日本の未来は暗澹としたものになるでしょう。

 2009年の民主党政権にしろ、2000年からの小泉政権にしろ、そして2012年の安倍政権がグローバリズム・新自由主義と判明したあとでも熱狂的に支持した人たちにしろ、もはや「日本の自爆」を望んでいるとしか思えません。

 国民が「自爆」を望む以上、政治は「自爆を是とするしかない」のです。なぜなら我が国は民主主義国家なのですから(!!)

 

P.S

 ちなみに私も2000年といえば20歳でしたから、小泉政権が良いもののように思えておりました。その当時は。ところが蓋を開けてみるとどうもマズい。

 その頃は政経論なんてほとんど知りませんでしたし「財政破綻がー!」といわれれば「ああ、そうなのか、やばいのか」と純粋に思っておりました。しかし何か違う・・・

 

 2008年辺りから「財政破綻なんてありえない」と知るのですが、2009年の民主党への政権交代のときは愕然としました。2009年当初の鳩山総理の支持率、7割強ですよ(!!?)

 財政出動をした麻生総理はコテンパにやられて、「コンクリートから人へ」と緊縮財政が見えていた民主党政権がこの支持率って(笑)

 

 2012年末の自民党総裁選、私は当初町村議員を応援していたのですが途中でリタイア。従って安倍総理を応援していましたが、これまた2013年まで。2014年からは緊縮財政にかじを切り、消費税増税やTPPと怪しくなってきて「なんじゃこらぁぁぁ?」と。

 ところが安倍内閣もつい数か月前まで支持率は6割あったわけです。

 

 もはやこれは日本国民が「日本の自爆、自壊、自殺」を望んでいる、と解釈しても差し支えないでしょう。従って小池百合子都知事、橋下徹などの「構造改革、新自由主義のぶっ壊し屋」がウケるわけですね。

 

 割りと絶望的な気分ではあるんですけれど、かといって「英語を学んで国外脱出」というのも可能ではあると思うのですけど、性に合わないしやりたくない。どうせ死ぬなら日本が良い。

 じゃあしょうがねーからブログ書くか・・・・となるわけです(苦笑い)

 

 人様と比べて特段愛国心が強いわけでもなし、主義主張や特定思想を妄信的に支持しているわけでもなし。普通の一般大衆の1人だと思ってるわけですが、さすがに自殺に巻き込まれるのは勘弁してほしいわけですよ(笑)無理心中にお付き合いまでする義理はない(笑)

 だったら好き勝手に「やべーぞ?!」と書いてやろう、というある種の開き直りで記事更新を続けるコテやんでしたとさ(笑)

 

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本日の男の料理 湯豆腐

 湯豆腐といえば冬の食べ物というイメージが強いんですが、夏に食べるのもまた一興。

材料

  • 豆腐
  • 菊菜
  • 椎茸
  • 昆布
  • 薬味
  • ポン酢

調理手順

  1. 水を入れて鍋を火にかけ、昆布を入れてじっくりと出しをとります。超弱火で20分~30分位取れたらベスト(本当は1時間(笑))
  2. 昆布を引き上げたらカットした豆腐、菊菜、石突をカットした椎茸を入れて軽く煮て、火からあげたら薬味とポン酢で召し上がれ!

 薬味にはネギ、もみじおろし、ミョウガ、生姜、はたまた梅肉なんてのもおすすめです。

 

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