トライアスリート屋根屋、常滑は屋根誠の竹内です。

昨日に引き続き、徳島県は脇町を散策して見てきた屋根や瓦についてです。

まずはこれ。

本葺きという工法です。

軒先の瓦が、普通の家に載っているものと違うのがわかると思います。
工法の説明的な架台があったので、次に貼ります。


これです。
見て頂きたいのは、次の写真のの部分です。


瓦が三重になっているのが解ると思います。三重になっているメリットは、一枚が割れても、まだ二枚あるので、簡単には雨が漏らないっていうところです。
うちの辺りで普通の住宅に使うことは、ほぼありませんが、淡路島や四国の一部では、住宅にも使われているので、淡路島や四国に行く機会には、見てみてくださいね。

次は図書館の屋根にのっていた飾り瓦です。




税金で建てた図書館に竜虎の飾り瓦です。
ダメな地域だったら、反対運動に合うような仕様です…。

でも、僕は思うのです。

図書館はまちの叡智や文化の象徴です。図書館はまちを現す建物の一つだと。

であればこそ、その地域の歴史的な美しさや、格好良さを現す建物であることは、素晴らしいことだと。

こういうまちが増えると良いなと思います。

ではでは。