心の平穏のため、引越しのために引き続き部屋の中を片付けている。

いらない本は近所の古本屋に売った。
ブックオフでは資格の本2冊で350円。
ゲオでは文庫本1冊20円。
叩かれ過ぎのような気もするが、文庫本はもう見るのも嫌だというような自分にあわなかった本なので、結局売ってしまった。
古すぎて値段がつかない技術本もあった。

壊れたポータブルオーディオとかいらないケーブル、期限切れの保証書や説明書に挟まっていた広告などをどんどん捨てている。

どれも、元はといえばお金を出して買ったり、人から譲ってもらったり、拾ったりしたものである。価値と機能は時間とともに失われていくのだなと実感できる。無常なるかな。

捨てるのがもったいないけどスペースが邪魔なものはどんどん活用することにした。
例えばラム酒。1000円で750mlのを買ったこれは飲めなかった。消毒用アルコールの匂いがするのだもの。なんとか半分減らしたところで、ラムレーズンなるものを思い出した。幼いころにラムレーズンのアイスクリームを食べてトラウマ気味になった食品である。自分で作れば愛着もわき、克服できるのではないかということで、自作することにした。手順は簡単。
1.レーズンを買ってくる
2.レーズンと砂糖とラム酒を適当な割合で密閉容器に詰める
3.待つ
以上。すばらしく簡単。今2週間くらいたつ。時期をずらして4回ほど食べてみたがヨーグルトにもバニラアイスにもよく合い、おいしい。なんでも自作が一番ですな。

そうして掃除していくと、今まであったのに、気がつかなかったものを発見するのである。

例えば、電子レンジ活用本。

うちの電子レンジのトースト機能で肉が焼けるとは知らなかった。
しかも、ものの10分でうまいぐあいに焼ける。フライパンで焼くよりも旨味が残っていてしかも軟らかい。窓からたまにのぞき込むだけでよく、火の番が楽になるのはよい。どのみちタイマーで切れるし。

さらに、プリンタのラベル印刷機能。弁当箱。フランス語の教科書。実家から持ってきたハリーポッター第一巻。猫のぬいぐるみなどが発見された。

ものはあるだけではダメで、使える状態になければいけないということがよくわかった。