カレー探偵、やみちゃんです。
『カレー探偵事務所』 開設9周年記念事業
◆◆ カレー遠征 2018 夏
『やみちゃん、光輝く島へ往く!』 編
第39話(最終回)
「・・家に帰る前に、ちょっと買い物をしていこう」
キャンディから列車でクルネーガラ県アローワに戻ってきた僕たち3人。
何だかんだで、もう昼近くになっていた。
ターッタ(お父さん)が、家(キャロムさん実家)に戻る前に市場でチキンを買いたいというので、それに同行。
肉専門店というのではなく、よろずや的に何でも扱っている店へ。
チキンしか売っていなかったが、鮮度は良さそう。
それにしてもケセル(バナナ)は種類も品数も多い。
青いバナナは加熱して芋のように調理する。
これはポル(ココナッツ)。
(※硬い殻は剥いてある状態。つまりは種子の部分)
アローワは小さな町だが、スリランカでも有数のココナッツの産地であり、海外に輸出されるココナッツの大半はアローワを含めた近隣エリアで収穫されたものなのだとか。
コマドゥ(スイカ)、ガスラブ(パパイヤ)、アンナーシ(パイナップル)。
南国フルーツが選り取り見取り。
買い物も終わり、スリーウィラー(トゥクトゥク)を呼んで家へ。
家に戻ると、アンマー(お母さん)が作ってくれた家庭料理が待っていた。
品数は4品。
どれもが野菜であり、辛さも塩分も決して強くはない、毎日食べたい極上の家庭料理だった。
日本でもそうだが、レストランの料理は味付けが濃い目なことが多く、健康のことまで配慮されているとは言いがたい部分がある。
スリランカでも辛くてしょっぱいものは郊外の食堂メシがほとんど。
一般家庭や、(大都市にある)一部の洗練されたホテルレストランでは、辛すぎることもないし塩分も控えめだと感じられた。
うん、2週間いろいろ食べ歩いた結論は、
「アンマーの作ってくれたごはんが一番おいしい!」
***
こうして僕の約2週間のスリランカ遠征は終わった。
スリランカ航空、コロンボ-バンコク便の機内食。
パニールのカレー。
こちらは乗り継ぎのバンコク-成田便。
JAL(コードシェア便)だったので日本食が出た。
別れ際に、アンマーが持たせてくれたお土産。
あまーいスリランカンスヰーツがどっさり。
うん、ストゥーティ(ありがとう)。
スヰーツ男子らしく、全部食べるからね。
***
出発前は「膝に爆弾を抱えた自分が海外一人旅なんて出来るのだろうか」とか、「言葉も分からないのに楽しめるのだろうか」とか、いろいろ心配していたけれど、何のことはない、終わってみれば毎日が”スリッスリな”(輝いた)日日だった。
失敗もいろいろあった。
スマホがsimフリー化してなくて、ずっと現地sim無しで過ごすことになったし、ボッタクリ気味のサービスを利用して損したり、リサーチ不足で食べたかったものが食べられなかったり。
しかし、それらはまた次の遠征時の良い糧となって活きている。
やり残したことが多いほど、また再訪するときの愉しみができて良いのかもしれない。
もし健康面で海外遠征を躊躇している人がいるならば、この遠征記を読んで勇気をもっていただけたら幸いだ。
(膝ガクでもシーギリヤロックに登頂できるよ!)
最後になりましたが、
キャロム家の皆さん&カワさんに心から感謝します。
◆カレー遠征 2018 お盆
『やみちゃん、光輝く島へ往く!』 編(全39回)(完)
◆スリランカ遠征・テーマ曲
「DURAN DURAN "SAVE A PRAYER"」
もくじ◆◆ カレー遠征 2018 夏『やみちゃん、光輝く島へ往く!』編 ◆◆
https://ameblo.jp/yamikomon/entry-12420783363.html
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※富山県のカレー界について22ページも取り上げられています。
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