カレー探偵、やみちゃんです。
『カレー探偵事務所』 開設9周年記念事業
◆◆ カレー遠征 2018 夏
『やみちゃん、光輝く島へ往く!』 編
第35話
「・・ちょうどいまキャンディでペラヘラ祭があるんですよ」
キャロムさんの結婚式に参加した客の中に日本語が流暢なスリランカ人ガイドがいて、この時期にキャンディで開催される「エサラ・ペラヘラ祭(Esala Perahera)」は一見の価値があるからどうしても見に行けと勧められていた。
そのことを思い出し、カワさんにペラヘラ祭を見たことがあるか訊いたところ、まだ無いという。
せっかくなので見に行こうよという話になった。
さらには、キャロムさんのターッタ(お父さん)も一緒に行って案内してくれるという。これは心強い。
サロン(サロマ)を脱いでズボンに履き替えたターッタに引率され、バスターミナルへと移動。
アローワから近いクルネーガラという街は交通の要衝で、スリランカの全域に向けてのバスが集まってくる。
バスは移動に便利なのだが、利用しているのはスリランカンだけといってもよく、観光客にはハードルが高いようだ。
なぜなら、案内板の文字が読めず、いったいどこに向かうバスなのかが分かりにくい。
バス停の位置も(案内が整備されていないので)迷うのだ。
今回はターッタの指示通りに乗ればよかったので問題なく移動できたのだが。
バス内は満席。
流しのミュージシャンが演奏する歌を聞きながら3時間ほどかけてキャンディへ。
↑ 雰囲気抜群の流しの演奏。
演奏が終わると乗客たちが投げ銭をしていた。
キャンディのバスターミナル。
あいにくの曇り空、そして雨。
数日前に仏歯寺観光に来たときとは異なるホテルを選び、チェックイン。
蚊帳が吊ってある。
古いが小ざっぱりとしたホテルだった。
(※ただし水シャワー)
しばらく足を休めた後、雨もあがったので、ペラヘラ祭の主会場となる仏歯寺方面へと向けて出発。
向かう途中に、軽快なリズムに合わせて「コットゥロティ」を作っている店があり、しばし見学。
↑ 動画で見物しよう。
完成品を食べてみたくもあったが、まだ宵の口でありそこまで空腹でもなかった。
もちろん、「ライス&カリー」を食べるはずもなく。
するとターッタが「アーッパ」を食べようと提案し、たしかに「アーッパ」なら腹の具合にもちょうど良いですねということで一致。
適当に何枚か焼いてもらった。
大変薄く、軽やかに焼きあがった「アーッパ」。
中央の部分はふわっと膨らんでいてモチモチしている。
これなら何枚でも食べられそうだった。
チリソースで味変も愉しんだ。
カワさんは「アーッパ」が大好物という。
だから自分の店を持った暁には「アーッパ」も出したいと。
おいしいものを食べて自然と顔もほころぶ3人なのだった。
次回予告
「象の大行進! ペラヘラ祭」
***
※富山県のカレー界について22ページも取り上げられています。
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