カレー探偵、やみちゃんです。
『カレー探偵事務所』 開設9周年記念事業
◆◆ カレー遠征 2018 夏
『やみちゃん、光輝く島へ往く!』 編
第22話
「スリランカといえばセイロンティー!」
・・ツーリストカーで古都キャンディへ向かう途中、パックツアーなどでも定番のコースらしい紅茶農園に立ち寄ってみた。
あいにくの天気。
毎日のように雨がざーっと降っては、すぐに止むような感じ。
スリランカは熱帯性気候であり、僕が訪問した8月は比較的雨量が少ない時期なのだが、高地のキャンディは年間を通じて降水量が多いらしい。
紅茶園は、1階が工場で見学は予約なしでの飛び込みでも可。
2階には試飲コーナーと売店があった。
工場見学と試飲は無料のため、常時観光客で賑わっている。
僕も工場見学を申し出ると、英語か中国語のできるガイドは複数いるが、日本語のガイドは1人しかいなくて、しかもこの日は休みとのことだった。
仕方がないので英語のガイドをお願いした。
朝早ければ茶摘みも見学できたらしいが遅かった。
まずは、広げて水分を飛ばす、萎凋(いちょう)という作業をする。
この工程で葉の中の酸化酵素により茶葉の発酵がすすむ。
発酵させない(萎凋をしない)と緑茶、
半発酵させるとウーロン茶、
よく発酵させると紅茶になることは有名。
(※スリランカンガイド嬢の解説による)
水分が飛んだ茶葉を揉捻機で揉みこむ光景。
揉捻が終わった茶葉は広げて乾燥。
↑ 動画で乾燥の様子を見学しよう!
完成!
ちなみに、このときの完成品はリプトンに卸すとのことだった。
茶葉のグレードの見本。
茶葉の大きさや品質によって、分別される。
キャンディの紅茶は、くせがなく飲みやすいのでアイスティーに適していて、日本人にも人気だそう。
ひとしきり見学が終わると、2階の試飲&販売コーナーへ。
多くの中国人観光客がいて、日本人は僕だけ。
紅茶は”観光客向けの価格”で販売されていたかな。
とりあえず席に座ると自動的に紅茶が提供された。
ありがたい。
現地式にハクル(孔雀椰子の蜜でつくった黒糖。ジャガリ)をストレート喰いしながら、2杯いただいた。
***
19世紀に英国人によって持ち込まれた紅茶は、いまやセイロンティーとして世界的なブランドとなっている。
紅茶畑や紅茶工場がもっとも有名なのは高地の「ヌワラ・エリヤ」なのだが、そこまで行く時間がないという場合にはキャンディから近くてアクセスが比較的容易なここ「ギラガマ紅茶農園」がよいと思う。
次回予告
「仏歯寺! 古都キャンディの昼の顔!」
***
※富山県のカレー界について22ページも取り上げられています。
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