■NAYA INDIA NOOR(京都市)■カレー遠征2015盛夏・淡路ほか編【8】極上な羊食! | カレー探偵やみちゃん 世界食べ歩き

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富山県射水市在住のカレー研究家、ブロガー。ブログは15年継続中。カレーの聖地「イミズスタン」の命名者として、各種新聞・雑誌、テレビ、カレーイベントでイミズスタンをPRしています!「イミズスタン・カレーサークル(ROTI)」を主宰。


カレー探偵、やみちゃんです。

今回も『カレー遠征2015 盛夏 ・淡路 徳島 神戸 京都編』(全9回)の随筆です。

長丁場ですが、最後までよろしくお願いしますちゃ。

※全9回の予定、目次はこちら
↓↓↓
■カレー遠征2015 盛夏 ・淡路 徳島 神戸 京都編■もくじ
(※クリックで別ウインドゥ)

今回は第8回目です。


<或る日のインディアヌール>

・外観


NAYA INDIA NOOR(ナヤ インディア ヌール)」
(京都府京都市北区小山西花池町1-3)


遠征最終日、ぶらっと京都に立ち寄りました。

南インド料理のお店です。
ハラール完全対応。(HALAL)


・探偵の食卓


やみ「今夜は”やみラジャ”気分♪」


■動画1「探偵の食卓」 35秒


↑動画が一目瞭然です!


はらぺこ探偵、がっつり戴きましたよ。
では、順にみていきましょう。


<食べる探偵1>

・Aターリー


ランチタイムですから、客の90%はこれを食べていました。

つまりは、この店の主力商品であり、店の味を知ってもらうきっかけであり、挨拶でいえば”握手”みたいなものですちゃね。
価格もお手ごろ、いろんなものが付属しています。

ならば握手を、せんまいけ。(しましょうよ)

・カレー1


ランチターリーには日替わりのカレーが1つまたは2つ付属します。(価格による)

これはそのうちの1つ。
何のカレーだったか?
忘れました。

・カレー2


こちらも日替わりのランチカレー。
何のカレーだったか?
忘れました。


・・えっ?
忘れるなんて、カレー探偵失格じゃないかって?

いえいえ、ほんとに感激したカレーなら忘れませんよ。
(※カレー開き直り)

・パロタ


これは覚えています。
富山県では扱いがないから印象に残りました。

デニッシュのように油を織り込んでつくられたパロタ。
ナン、ロティ、チャパティなど、他のどんなインドパンよりもサクサクで香り高く。

たまに食べるにはとっても魅惑的な一品ですね。
(※ただしカロリーがやばいでしょう)

・フィッシュテイッカ


実はAターリーにした理由の1つが、日替わりの「フィッシュティッカ」付きだったこと。
(※Bターリーはカバブ付き)

だって私は新湊の漁師ですから。

出てきたティッカそのものは、一口サイズ。
ボリュームはもの足りないものの、味は秀逸。
魚種は養殖のブリでしょう。

・スープ


スープは、ほうれん草。

・サラダ


ドレッシングは「NOORANI」と共通のものですね。

この飴色タマネギ感はクセになります。

***

総じて、ランチはお手ごろ価格を優先しつつ、カレー2種にパロタでボリュームも充分、満足度の高いものだと感じました。

ただし、(ランチの)カレーそのものが無難だけどチープなものなので、ランチだけしか知らないと、この店の実力の20%しか知らないまま人生を終えることになるでしょう。

私自身、もしこれだけで終わっていたら、平凡な印象しか抱かなかったはずでした。。


<食べる探偵2>

・単品 マトンチェチナード


はい、グランドメニューから「Mutton Chettinad」です!

やはり、お店の真の実力を知るには、ランチだけではダメなんです。
挨拶でいえば、”ハグ”や”キス”をしないとね。

ならばハグをしながら、熱いキッスを、せんまいけ。(しましょうよ)

もっとも、価格的には(単品カレー)はカレーのみで上記のランチターリーよりも高いです。



だけどね、私、これを食べてこの店の評価が一変しましたわ。
もちろん、良いほうにです。

南インド・タミルナードゥ州の地名がついたマトンカレー。

マサラ感=200%

なにこれスゴイ。

挽きたてスパイスが、フレッシュハーブが、これでもかこれでもかと潤沢に使われており。



骨付きマトンが、ほろっほろ!

マトンが、マトンがうめえ!



ほら、”清めの儀式”を済ませたから、しっかりと見ときいや~。


■動画2「マトンチェチナード」 26秒


↑激ウマ動画を見てヨダレがとまらんちんですね。


グレイビーが激ウマでマトンがほろほろで。
それらが絡み付いて口腔内であんなことやこんなこと状態に。。
(※このフレーズ、ひさしぶり)

絶品認定です。


・単品 バターチキンマサラ


(・・ということは、きっとアレも美味いはず。。)

そう思い、私が普段めったに頼まないあのカレーをオーダーしました。



Butter Chicken Masala」です!

これよ、これ。

バターチキンを普段頼まないのは、(過去のチャラい仕掛け人たちによるブーム作りで)ナンチャッテな粗悪品が出回り、甘味料(砂糖、ハチミツ等)の甘さしか感じられないカレー以前のものがあまりにも多いから。

だけど、良い店のものは食べたいんです。私。

この店の単品バターチキンマサラは、「これぞガチなバターチキン」と言えるものでした。

骨付きの大きなレッグが濃厚クリーミィでバター香り高きマサラにドーンと鎮座。
バターチキン好きも、そうでない人にも、ぜひ食べてもらいたいと思います。



京都は諸行無常の地。
合掌。


・単品 プディナライス


Pudina Rice」もオーダー。

プディナ(ミント)の葉がガン入り。

ここの名物であり、マトンのカレーには当然の如くミントが相性バツグンなんですよ。



バスマティにミントとカシューナッツとワケが分からないような見慣れぬホールスパイス、ハーブ類がこれでもかこれでもか大漁ミキシング

南インドのコメ文化も奥が深いですね。


・やみチャイ


なんと、標準で「やみチャイ」(砂糖無しのマサラチャイ)でした。

やみチャイも全国区になってきたなあ。。

***

というわけで、グランドメニュー単品の実力は相当高く、思わず脱帽です。

なお、こちらのお店、「NOORANI(ヌーラーニ)」(京都市)の姉妹店なんだとか。
「NOORANI」のほうは過去記事で酷評している店なんですが、実際のところマニアからの評価は高いんですよ。

よくよく振り返れば、過去に私が「NOORANI」で食べたものはお得な「ランチ」セットだけなので、きっと私が分かってなかったのでしょう。(遠い目)

ちなみに系列の姉妹店は他に「SONAHRA KITCHEN(ソネラキッチン)」、「GULAB Dining(グラーブダイニング)」があるそうです。
(※いずれも京都市内)


退店時、オーナーシェフのヌルール氏とカレー談義しました。

そこでは彼の素材へのものすごいこだわりが感じられたのですが、

ヌルール氏「えっ? 富山から来たんですか! 実は私、明日から金沢・富山に旅行するんです」

やみ「えーっ、なんでまた富山へ? まさかカレーを食べに?」

ヌルール氏「いえ、カレーは食べませんよ(笑)北陸の美味しい魚を食べに行くんです」


なんていう微笑ましいひとコマがあったり。

もう、ほんと、ヌルールさんたら、新湊の漁師を喜ばせる術を知っておられますちゃね。

(第9回につづく)

***
ナヤ インディア ヌールインド料理 / 鞍馬口駅北大路駅
昼総合点★★★★ 4.3
***

やみ「次のカレー活動は、あなたの街のあの店です」

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