カレー探偵やみちゃんです。
さて、ついに始まった新企画。
その名も、「闇から1つかみ」。
これは、いままでいろいろな理由で更新タイミングを逸してしまい、迷宮入り調査ファイルに収められてしまった未解決な調査を、いまさらながら更新(再検証)するという後ろ向きな企画です。
なにしろ、カレー探偵事務所にはまだ250件以上の未解決ファイルがありますからね。にゃはは。
今回は「ニュー・シャングリラ」(高岡市)の話です。
しかも2連チャンでお届けします。
ではまず1回目。
<2014年2月21日のニューシャングリラ>
いきなり1年前のものが出てきました。
いいんです、そういう企画なんで。
・ダールチキン
同店はこれまでいろいろな営業努力をされてきました。
「日替わりカレー」導入もその1つです。
これはある日の日替わりランチから”ダールチキン”。
「チャパティを焼いてください」と”やみ振り”したら焼いてくれたりして。
サービス精神に感激しました。
チャイは薄いですね。
ミルクの味しかしなかったっけ。
<2014年4月29日のニューシャングリラ>
では2回目です。
これもかなり古い話。。遠い目。
サクサクいきますよ。
この日は、私にとっても忘れられない調査となりました。
■チャナ・チキン
やはりランチタイムのお安いカレーでは”真の実力”は分からないと考えた私。
夜に訪問して、グランドメニューから単品でオーダーしました。
私の読みは正解でした。
ランチに比べて濃厚で具材もたっぷりで。
チャナもホクホク、美味しい。
これがランチカレーに出たらヘビロテだったかも?
■ビンディ・ゴシュ・マサラ(チキン)
もう一品たべてホンモノか確かめてみたい。
そう考えた私は、メニューから「ビンディ・ゴシュ・マサラ」を選択。
”ゴシュ(ゴーシュ)”というwordは”肉”という意味ですから、直訳すれば「オクラと肉のカレー」になります。
つまり、乱暴に言えば、肉は何でもいいんですよね。
しかしながら、
1.射水市のパキスタン四天王各店では、ビンディゴーシュに使う肉といえば「マトン」と相場が決まっている
2.ニューシャングリラの店長K氏はパキスタン人である
3.メニューに「羊肉とオクラ入り」という添え書きがあった
ため、何の疑いも無くマトンだと思ってオーダーしたんですね。
・・・それが、出てきたものは上の写真の通り、”チキン”だったんです。
私、店長にそのことを指摘したんですよ。
やみ「これ、マトンじゃないぜ? チキンが入っとるけど・・」
まあ、私的にはチキンならチキンでも良かったんですが、今後、他の客が同じ目にあっては困ると思い。
表記と違う肉を使っていたら店のダメージにもなりますからね。
(※ちなみにチキンはマトンの半値で仕入れることができます)
すると、店長さん、なぜか私をクレーマーだと勘違いされたようで?大興奮。
ちょっとした言い争いになっちゃって。
ゴーシュは肉の意味だ、チキンでも間違いじゃない、
みたいな話まで出てくる始末。
結局は作り直しの提案があり、そこまでしてもらわなくても良かったんですが、とりあえずはお任せすることにしました。
■ビンディ・ゴシュ・マサラ(マトン)
これがマトンバージョンです。
これ、お世辞抜きに美味かったです。。
オクラとタマネギがねっとりと。
スパイシーなマサラとともに、ほろほろマトンに絡みつく。
最初からこれが出てきたらもちろん最高でしたし、随筆にも直ぐにUPしていたかも?遠い目。
これは日本語のメニューを作った人と、店長と、シェフと、客(やみ)のちょっとしたボタンの掛け違いから生じたハプニング。
お互いに謙虚になってカレー愛をもって活動することが一番大事です。
まあ、いまとなってはご褒美みたいな話ですちゃ。
やみ「いや~、この調査、ようやく日の目を見たちゃ。迷宮(オクラ)入りしなくてよかった」
「ニューシャングリラ」、また定点観測しなきゃね。
カレー・一期一会を大切に。
やみ「次のカレー活動は、あなたの街のあの店です」