全国の善良なるカレー市民の皆さん。
カレー探偵、やみちゃんです。
富山カレー王国(王都/富山県射水市)にあるカレー探偵事務所の所長をしています。
この秋のはじめ頃、信州方面へカレー遠征(※)をしてきたので、その内容を回を分けて記録していきたいと思います。
※主としてカレーを目的に旅行すること。ついでに観光も。
今回は第3回目です。
季節が冬になる前になんとかするつもりなので最後までよろしくたのんますちゃ。(だ、だいじょうぶだよね?)
<カレー#3 ラジャスタン>
・外観
「ラジャスタン」
(長野県松本市深志1-4-10 竹内サンボックスビル 2F)
いやー。
困りました。
長野県って意外にカレー専門店が少ないんですね。
富山県が多すぎるだけなのかもしれませんが。
松本市ほどの規模があっても他になかなか見当たらない感じ。
喫茶店のカレーが多い印象なんです。
◆参考資料 「人口比較」
富山市 42万人
高岡市 17万人
射水市 9万人
長野市 38万人
松本市 24万人
松本市では、事実上、先日の「メーヤウ」と、この「ラジャスタン」ぐらい。
ちと寂しいな。
まあ、理由は明白。
富山県の場合、街がコンパクトにまとまってお互いに隣接しているので、たとえば射水に店を開いても、富山市や高岡市の客も見込めます。
長野県はそうは行きません。
長野と松本が40km離れていますし、他の市町村はさらに散在し、それぞれ独立した経済圏を持っているからなんですね。
・看板
あれ?
看板のメニュー(右下)に、『ダルバート』がちゃんと書いてあるじゃん!
実は、この店に訪問する前日、店に電話してプレリサーチを敢行しました。
***
やみ「もしもし? (中略) それで、コックさんの作るカレーは、インドのラージャスターン州・ジャイプールの味やちゃね? オススメはどんなカレーながです?」
店主「(狼狽したように)・・・イヤ、ラジャスタンは店の名前ダケド、味はデリーの味デス」
やみ「へぇ、デリーながや。 まあ、それはそれでいいがいけど、オススメは?」
店主「・・・ワタシはネパール出身デス。 デリーの味を勉強したノデ、何でもオススメデス」
やみ「ネパール? ほう。 じゃあ、いきなりやけど『ダルバート』は作ってもらえるけ?」
店主「ダルバート! モチロン! ダルバート、作レマス!」
***
このやり取りが、本来は店で出していない”裏メニュー”の『ダルバート』を、交渉で引き出すことに成功したのだと思い込んでいた私。
何のことはない、普段からメニューにあったわけで。
なんとなく、やみしょぼん。
店は駅から近い繁華街のビル2階。
なんとなく、人気(ひとけ)がありません。
営業しているのか謎でしたが、大丈夫。
階上に灯火が。
やみ「なんや、中は普通にいい雰囲気やにか♪」
外観と内観の高低差がすごい店。
ただし、客人はゼロ。
不景気な時代やちゃね・・。
・昼メニュー
ランチ営業がメインなのでしょう。
学割 550円ランチがイイネ。
やみちゃんも学割はダメかなあ?
学生気分が抜けきってないんだけど。。
<食べる探偵>
・探偵の食卓
じゃーん。
ネパールの定食、『ダルバート』です。
大町の「ヒマラヤンシェルパ」に次いでのダルバート活動。
では、順にみていきましょう。
・ダル
ものすごいずっしり感。
煮詰まった感。
汁気が少なめ、お豆チャン指数=100の豆豆しい一品。
ウラド、ムングダル、マスール、チャナダルなど、豆の種類が豊富です。
いずれも煮崩れて原形は留めていません。
ウラド(毛ツル小豆)が中心の塩ぜんざい系の仕上がりですね。
最初の数くちは、「おっ、うまい!」と感じたのですが・・
途中から喉が渇いて喉が渇いて、もうたまらんちん!
そう、どうも塩が強すぎるようなのです。
これは致命的。
完食できないレベル。
よくレシピ本などに、
「塩は大事。あまり塩を入れないと味がぼやけて、美味しくない。きっちり塩で味を整えよう」
と書いてありますが、もはやそういう次元の問題じゃないんです。
このお店、もうちょっと塩を控えるべきでしょう。
ナスのタルカリ。
チキン。
サグ。
全部、塩が強め。
ライスはバスマティで香りも良く、満足。
・食べ方指南
こうやって、いろんなものをお手手でミキシングして食べたら、おいしいよ。
塩加減も薄まるよ。
・サラダ
すりおろしたガーリックがギンギンに効いた特製ドレッシングが美味しい。
ぐいいいいん。
・単品 カダイチキン
『ダルバート』が塩からくてたまらんちんな状態だったので、では多くの客が食べているであろうインドカレーの味はどうなのか気になった私。
メニューから選択したのはカダイチキン。
こちらはクリームが多用された食べやすい、優しい出来でした。
とろとろマイルド、インネパ系。
一口大の鶏モモ肉もゴロゴロと満足な量。
しかし・・・
やっぱりですね、1/3を食べた頃から、塩加減が気になって気になって。
塩の使用量を半分にしてもいいのではないかと思います。
食後のチャは、味がしない。。
<まとめ>
・インネパ系カレーのランチ営業がメイン。学割もあります。
・店主はネパール人夫婦。「ダルバート」がメニューに普通にあります。
・全般的に塩加減が強く、最初はいいけど途中からつらくなりました。
・夜は空いているので、店主に頼んで塩加減を控えてもらったり、他のネパール料理を予約するなども出来そうです。
***
ラジャスタン
(インドカレー
/ 松本駅
、西松本駅
)
夜総合点★★★☆☆ 3.1
***
君のハートに、やみちゃん・オータム。
***
やみ「次のカレー活動は、あなたの街のあの店です」
※ブログの人気ランキング参加中です。
記事が参考になりましたらポチッとお願いします。
↓ ↓ ↓