全国の善良なるカレー市民の皆さん。
カレー探偵、やみちゃんです。
富山カレー王国(王都/富山県射水市)にあるカレー探偵事務所の所長をしています。
この夏、関西方面へ3泊4日のカレー遠征(※)をしてきたので、その内容を回を分けて記録していきたいと思います。
※主としてカレーを目的に旅行すること。ついでに観光も。
今回は第5回目です。
やや息切れ中ですが、失踪せずに最後まで更新するのでよろしくたのんますちゃ。
<カレー#5 大阪ハラールレストラン>
・外観
「大阪ハラールレストラン」
(大阪府大阪市西淀川区大和田4-13-2)
大阪モスクの前にある、大阪を代表するパキスタン料理店です。
関西のガチパキ信者が多数集う店として有名ですちゃ。
さて、私、カレー探偵やみちゃんは全国有数のパキスタン人コミュニティがある富山県・射水(いみず)でパキスタン料理を常食しており、いわばパキスタン料理の専門家ともいえる人間です。
そんな私が大阪ハラールを訪問したのはもちろん金曜日でした。
理由はもちろん、合同礼拝(Al-Jumua)がある金曜日は、いつもよりもパキスタニ指数の高い”パッキパキ”な料理が出る場合が多いことを、経験的に知っているからです。
・看板
金曜日はバイキングのようでした。
バイキングには一長一短があるのですが、はたして。
・探偵の食卓
じゃーん。
実はこれ、バイキングではありません。
バイキングでもよかったんですが、夜だからなのかな?
作り置きの冷めたビリヤニと、(日本人向けにアレンジされたように見える)チキンキーマしかなく、それで1200円ではちょっと・・という訳でして。
どう見ても大阪ハラールの実力を知ることが出来るものには見えなかったんですね。
まあ、店に居たカレー女子会4人組は、ちゃんとそんなバイキングを食べていましたよ。
おいしーーという嬌声をあげながら。
でもね、ガチパキを期待してきた私にはちょっと無理。
”食べずの退店”も考える状態で、皿をもったまま、しばしフリーズしていると、店主Abbasiさんが近寄ってきました。
やみ「グランドメニューで単品は大丈夫けぇ?」
Abbasi「いいですよ、ぜひ単品をお試しください」
日本語が実に流暢。
私、いままでこんなに流暢に日本語を話すパキスタン人と会ったことがありません。
それで、いろいろ相談しながら、一番パキスタニ指数の高いものをということで選んだものが上の図です。
では、順に見ていきましょう。
・マトンカラヒ 1200円
なるほどねえ。
マトンカラヒ。
普通、一から仕込んだら調理に1時間はかかるものを、約15分で作ってもらったわけですから、完成度はそれなりのものでした。
もうちょっとコリアンダーを効かせたらパンチがあるのではないかと。
ハーブ類も未使用、コリアンダーリーフ(香菜)を上からばら撒きたい心境に。
マトンは骨付きで肉質が硬め。
可食部も少なく、おそらくヤギ肉なのかな。
羊肉に慣らされている軟弱ものには敷居が高いでしょう。
見かけ上、油が多いのはパキスタン料理の特徴の1つで、健康面を意識すれば除けて食べるのが無難です。
(※ただし、多くの欧風ルーカレーにおいても、油脂が乳化して見かけ上わからないだけであり、油の絶対量が少ないわけでは決してない)
・プローンマサラ 1200円
Abbasiさんのオススメだったプローンマサラ。
これにレッドチリを加えたら中華料理の”エビチリ”になるかのような珍しい一品でした。
中サイズの殻なし海老がゴロゴロです。
・ロティ
ロティは時間がたっても硬くならない白っぽいタイプ。
別料金です。
・ラッシー
薄め。
ヨーグルト(ダヒ)感が弱いサラサラタイプ。
・諸行無常
合掌。
<まとめ>
・大阪と言う大都市で気をはき、パキスタン料理信者をじわじわ増やしている貴重な店です。
・店主Abbasiさんの誠実でフレンドリーな人柄に魅了される者、多数。
(もちろん私もその1人です)
・バイキングはライト級カレー市民(初心者)向けか?
・事前に予約して大勢でパーティをするのが良いようです。
(Facebookでは、ヤギ1頭を丸ごと料理している様子などがUPされていました)
・人口の多い大都市ではガチパキへの理解者&狂信者が、(地方都市とは比べ物にならないほど)多く獲得できるはず。これからも妥協せずにパキスタニ指数の高いものを提供し続けて欲しいと思います。
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大阪ハラールレストラン (パキスタン料理 / 千船駅 、出来島駅 、福駅 )
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君のハートに、やみちゃん・サマー。
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やみ「次のカレー活動は、あなたの街のあの店です」
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