善良なるカレー市民の皆さん。
カレー探偵、やみちゃんです。
寒いから新湊大橋を渡って岩瀬に行くしかないでしょう企画。(謎)
全3回の予定で更新中。
今回が第3回目。ファイナル。
ではサクサクいきますか。
<3.岩瀬・アナザホリデー>
・外観
「紅茶の店 アナザホリデー」
(富山県富山市岩瀬梅本町115)
天下堂でカレー活動とニャンコ活動を堪能した私。(※前回の記事)
岩瀬に来たからには、もちろんカレーの2連チャンは当たり前のことです。
向かった先、「アナザホリデー」は天下堂からも近くて好都合。
しかしながら外観はこんな感じで、喫茶店なのか民家なのか、あるいは別の何かなのか?・・といった雰囲気。
・メニューボード
2001年に店主(たかG&ノーリーさんご夫婦)が古民家(そろばん屋)を買い取り、自分たちの手でお店に作り変えたというこの店舗。
何から何まで手作り感、リサイクル感。
それが良いんです。
高校とか大学の文化祭みたいな楽しい感じです。(※褒め言葉)
・昔の名前
たかG氏は紅茶のプロ。
1997年に出張チャイの屋台「チャイでござる」でスタート。
2001年アナザホリデー開店。
2004年に日本紅茶協会「おいしい紅茶の店」に認定されたそうです。
上記の看板には愛と青春が詰まっているんでしょうね。(遠い目)
この歴史に、
2014年 カレー探偵やみちゃん来店
が追記されることになりました。にゃはは。
・店内風景
店内でも20種類ほどの紅茶が飲めるのですが、小売りもしています。
・店内風景2
床の間だったであろう場所や、仏間だったであろう空間が今ではこんな感じに。。
・店内風景3
なんか面白い生命体が。
テーブルや椅子のサイズもまちまち。
謎の玩具が転がっていたりして。
ドンキホーテとかまんだらけが好きなサブカル愛好家が喜びそうな空間ですね。
ええ、私も好きですよ。
化粧室に通じるまでの壁面には、この店が出来るまでの手作り工事風景の写真と手書き説明が貼ってありました。思わず熟読です。
・メニュー
手書きでごちゃごちゃといろんなものが。
しかも、
『載っている品がなかったり。
逆に、載っていない品があったり』
(※これ重要)
紅茶の店なので「紅茶とスコーン」をいただきたいところですが、私がオーダーするのはもちろん、「カレーとチャイ」です。
<食べる探偵>
・キーマカレー 900円(小さいチャイつき)
カレーの選択肢は、これ1つだけです。
・ライタ
驚いたのはライタが付いてきたこと。
キュウリとスパイスの効いたヨーグルトサラダ。
味も良かったです。
・拡大図
カレーも本格派。
南インド風のチキンキーマ。
ナスは揚げずに使用して身体に優しい。
グリーンカルダモンや馬芹のホールスパイスが認識できる程度に入っており、カシューナッツの破片がゴロゴロリン。
ココナッツミルクで優しく仕上げたその味は、どことなくガパオ飯のようでもあり。
これは美味しいカレーです。
天下堂のビーフカレーの直後でしたが、ボリューム的に女子向けだったこともあり、するっと完食してしまいました。
※カレーは奥様(ノーリーさん)が担当のようです。
<スヰーツ活動する探偵>
・チャイでござるのチャイ 200円、ジンジャーチャイ 400円
せっかくの紅茶専門店、チャイを飲まずに帰らりょか?
いや帰れんちゃ。
◆左、「チャイでござるのチャイ」
※カレーを食べたので+200円でサイズ大。
創業の味です。いわゆる、マサラチャイ。
泡立ちが豊か。
たかG氏が真剣な眼差しで1杯1杯ていねいに淹れてくれるその姿は、日本刀をうつ刀鍛冶のようでした。
採算とか効率とか、あまり考えていないのではないかというぐらいの真剣勝負。
火を止めるタイミングから注ぐまでの所作の美しいこと美しいこと・・。
◆右、「ジンジャーチャイ」
別オーダーで飲み比べです。
1カップ300mlはあろうかという気前のよさだったので、腹がジャブジャブになりました。
でも気にしない。
ショウガが心地よいです。
どちらも砂糖なし。
チャイは本来、砂糖をガン入れして激甘で飲むものなのかもしれませんが、ここは21世紀の日本です。
砂糖なしで大歓迎な私。
◆参考◆
【ミルクティとチャイの違い】
ミニ知識です。
茶葉を丸ごとポットに入れ、沸騰した湯を注いで静かにアロマの開くの待つ英国式がミルクティ。
茶葉のクズ(主として残った細葉)を使用して鍋で直接煮出すインド式がチャイ。
今度はこの店の英国式も飲んでみたいですね。
・パンケーキ 350円
スコーンにしようか迷っていたら、ノーリーさんが、
「今日はパンケーキがありますよ」
こうなったら食べるしかありません。
すべてのスヰーツ愛好家のために。
・断面
甘いものが好きでも嫌いでもない私。
さすがに、全部はきつい。
パンケーキ、米粉入りで生地がしっかり甘く、「ドラ焼きの皮」の味がしました。
・・甘くないほうが良いと思いました。
※途中から「ドラ焼き」にしか思われなくなったんですわーたしー♪
女子客A(推定62歳)「あー、このスコーン、口の中の水分がぜーんぶとられてしもて、くち、カッパカパになったちゃ~」
女子客B(推定48歳)「えーっ、ホンマけえ? たしかにスコーン食べたらそうなっちゃねえ。・・どこやったかな? わたしもどこやったかでスコーン食べたら、やっぱ口の中の水分、ぜーんぶ取られしもて、口の中、カパカパになったちゃいね~」
そんな、となり席のガールズトークを小耳に挟みながら、ドラ焼き風パンケーキを食べていた探偵さんです・・・
スコーン。
超、気になります・・
<見えないチカラ>
本棚にはミステリーがいっぱい。
横溝正史や京極夏彦などの、おどろおどろ系ほか。
あと、店主たかG氏の「自作絵本」が10冊ほど。
※大島町の絵本コンテストに毎年出品されているようです。
数冊、読ませてもらいましたが、なるほど・・。
絵本の中で一貫して表現されていたのは、温かいヒューマニズム。
家族だったり、亡くなったおじいさんからもらっている”見えないチカラ”。
『いま見えているものが、実は存在しなかったり。
逆に、いま見えていなくても、ちゃんと近くに存在していたり』
店のメニューと同じ。
そういうことが表現されていました。
カレー探偵には伝わりましたよ。
・ルーレット
退店時、希望すればルーレットが回せます。
ハズレでもクジがひけるのですが、
「白馬コルチナスキー場」がラッキースポットと出ました。汗。
(※ご夫婦はスキーが大好きらしく、前日に同地で滑ってきたのだとか)
・看板
やみ「よく見たら、ここにもニャンコおるしぃ。にゃはは」
(完)
***
アナザホリデー
(紅茶専門店
/ 競輪場前駅
、岩瀬浜駅
、東岩瀬駅
)
昼総合点★★★☆☆ 3.7
***
やみ「次のカレー活動は、あなたの街のあの店です」
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