善良なるカレー市民の皆さん。
カレー探偵、やみちゃんです。
クリスマスのイブイブ、いかがお過ごしでしょうか?
聖夜からお正月は、やみ随筆でキマリ☆
サクッと新店報告です。
<或る日のシャルマ・婦中店>
『インドダイニング・シャルマ 婦中店』(富山市)
「シャルマ」といえば、石川県に4店舗、くわえて姉妹店(シャルマダイニングビーチ、ガルーダ)をもつ、最も勢いのあるインドカレーチェーンです。
このたび満を持して富山カレー王国に進出してきました。
12月13日オープン。
はたしてその実力のほどはいかに?
(※石川県内の支店については「フォーラス店」を過去に記事にしています)
婦中店の外観、とんがってます!
<入店>
オープンして10日ということもあり、お祝いの花がいっぱい。
中央の一番目立つところにシンビジウムに囲まれてうれしそうにナンを焼く日本人のお兄さんがいました。
いや~。
立地って大事ですね~。
クルマがガンガン通り、市内有数の大型ショッピングモールが近くにあるこの立地は飲食店にとってかなり有利です。
11:30には満席でした。
また回転もよく、次々と客が入れ替わってはすぐに満席になる状況。
座席はカウンターもあり、お一人さまでもOK。
基本的には2人席が多く、それ以上のグループにはフレキシブルにテーブルを移動させて4人席にすることで対応するスタイル。
客層はカレー・カップル、ライト級カレー女子2人組、カレー・ファミリーが中心です。
カレーのプロっぽいひとは見かけませんでした。
まあ、石川県のシャルマと同じです。
スタッフは厨房にインド人数名。
フロアには例によってシャルマオレンジのTシャツを着た日本人が5名ほど。
総勢10名ぐらいのスタッフがいてバタバタしていました。
<メニュー>
祝日でも選択できる「日替わりランチ」が一番人気のようで、客の90%はこれでした。
まあ、やみ式探偵術に従えば、初回調査は「一番数の出るメニュー」を調査するのがセオリーなのですが、これはあまりにも内容が予測できたので、今回はちょっとだけ、とんがってみることにしました。
<とんがり探偵>
とりあえず、新湊人のアイデンティティ発動。
やみ「・・魚じゃ! 魚をもってこい!」
いやさーいやさー
海の男たちの大漁旗(=だいりょうばた。新湊の漁師たちは濁って発音する)が目に浮かび、威勢の良い掛け声が聞こえてきます。
魚種は、スズキ。
白身が蛋白で、皮がおいしい。
タラに比べてややジューシーさに欠け、パサついてはいるものの、これはこれで身が引き締まった筋肉質の良さがあります。
トウガラシ(ミリチ)、かなりキテマス。
今回食べた全メニューの中で一番辛かった。
なまじ白身の魚には味がほとんど無いため、マサラ感で勝負。
実にスパルタンな一品。
メインのカレーには、この店の看板メニューを選択しました。
スタッフ「うちの店(金沢)、『北陸カレー選手権』で3年連続1位になったんですよ! そのときのカレーがこれ、チキンマサラなんです!」
他のスタッフよりワンランク上の、店長さんらしき恰幅の良いお兄さんがドヤ顔で力説してくれました。
(・・あれ? たしか、北陸カレー選手権には、そもそもインドカレー専門店がシャルマのほかにほとんど参加してないよね?)
まあ、そんなことは考えてはいけません。にゃはは。
具材は、ほぐれたチキンです。
ほぐれているので、チキンがどこにあるか、よく見ないと分かりません。
食べると分かりますが、飴色になるまで炒めたタマネギの甘さがものすごい。
これとそっくりな味が富山県に既に存在しています。
それは、「クムジュン」(立山町)ですね。
あの店のチキンカレー、チャナカレーはこれとまったく同じ味です。
(※過去記事参照)
お手ごろなランチの他に、夜でも選べるセットメニューもありました。
ランチに比べ、CPが悪いです。
(ミニカレーが1種類増えてラッシーついただけで、680円高くなる感じ)
だが、それがいい。
あえてターリーセットを選択。
両サイドは日替わりランチと同じカレー。
中央がこのセットにのみ追加されたカレーです。
順に見ていきましょう。
でた、レンコン。
石川県のカレー店では、レンコンとか大根とかがよく出てきます。
日替わりランチ用でもあるので、万人に食べやすいマイルドな味わい。
シャリシャリと根菜の歯ごたえを甘めのソースでいただきます。
豚の挽肉は、ほとんど感じられない程度に入っていました。
まんま、キャベツのみ。
立派にキャベツだけでカレーができるんです。
やみ「日替わりランチとは違うのだよ、日替わりランチとはっ!」
というわけで、ターリーセットにはこれが付いて来ます。
骨無しチキンモモ肉がごろっと2切れ。
確かに日替わりランチのカレー2品は具材がやや寂しい感じだったので、これでようやく『肉にありつけた』という満足感が得られる仕様なんですねえ。
カシューナッツとミルクでクリーミィに仕上がっておりました。
やみ「あーゆかい、ゆかい。『やみラジャ』気分やしぃ」
ステンレスではなく、アルミ製。
軽いのです。
骨がなくても諸行無常。
ごちそうさまでした。
<まとめ>
・石川県の店とまったく同じですね。近いほうへ行けばよいでしょう。
・良くも悪くも万人向け、ファミリーとカップルにターゲット・オン。
・いやしかし、富山県のカレー界はますます群雄割拠やしぃ。
・この店でないと食べられないもの、それが無い。
・空間そのものは広いのですが、座席と座席が近すぎるので身を横にしてカニ歩きしないと座れません。
***
シャルマ 婦中店
(インドカレー
/ 速星駅
、婦中鵜坂駅
)
昼総合点★★★☆☆ 3.4
***
やみ「次のカレー活動は、あなたの街のあの店です」
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