善良なるカレー市民の皆さん。
カレー探偵、やみちゃんです。
そろそろ報告しないと記憶がやばいのでカレー遠征の続きです。
(※ちなみに大阪が1件、京都が2件まだ残っています)
<ここまでのあらすじ>
群雄割拠のカレー戦国時代。
富山カレー王国(王都・射水市)でカレー探偵事務所を構える探偵、やみちゃん。
元老院からの指令をうけて、北関東カレー共和国(首都・伊勢崎市)とのカレー国交を樹立。
これにより、南関東カレー帝国の北征を阻止することに一定の成果をあげた。
一方、西日本では関西カレー帝国(三都連合)が勢力をのばし、周囲のカレー弱小国を次々と飲み込んでいた。
紀州カレー自治区(和歌山)もその1つ。
彼らは関西カレー帝国からの脅迫じみた要請に応じ、意に反しながらも富山カレー王国のキーパーソンである闇夜美子(やみ・やみこ)を誘拐。
自治区内でやみ子を幽閉していた。
富山カレー王国元老院は、『やみ子救出作戦』を決断。
ただちにやみちゃんに派遣命令を出した。
やみちゃんは紀州に入り、やみ子を探すが一向に見つからない。
『こうなれば関西カレー帝国の本陣に直接乗り込むしかない』
紀州をあとにする探偵であった・・。
<カルータラ>
雑居ビル内の狭く薄暗い廊下をテクテク歩いていた。
あらら。
「カルータラ」があるよ。
いい香りが漂っていた。
メニューはこれだけしかないようだ。
・入店
店主「今は満席ですう~、表で待っとってください」
うむ?
満席か。
外に並べられたパイプ椅子に座り、私は客が出て行くのを待っていた。
(5分経過)
客が3名退店。
よし、空いた席に座ろう。
店主「今はまだですう~、表で待っとってください」
中をチラ見すると、片付いたカウンターもあるし入って待ってても良さそうなのに・・。
どうやら、店主の心がスタンバイにならないと(席が空いていても)入店したらダメなようだ。
(10分経過)
店主「どうぞ、お入りください」
やっと中に入れた。
独自(関西?)ルールが分かっていないと、やや面食らうなあ。
なるほど、狭い店内。
ほぼカウンターで、テーブルは1つのみ。
私が着席したときは先客が一段落した様子だった。
やみ「ひがわ・・・」
店主「まだ聞いてませんよって、待っててください」
オーダーの準備にはまだ猶予がいるらしく、私の言葉は途中で制止された。
ルールが分からないので困惑する私。
(3分経過)
店主「はいどうぞ、何にしますか?」
やみ「(・・・そうやって聞かれてからじゃないとオーダーを取ってくれないのね、きゃぴ!) あ、はい。日替わりをチキンカレーで」
<食べる>
出てくるまでははやかった。
日本人のマスターが一人で切り盛りしている。
日替わりカレーは、「野菜(豆)」+「チキンかビーフ」である。
この日はレンズ豆のカレーだった。
コメはかために炊いた日本米のターメリックライス。
それほど多くはない。180~200gだろう。
カレーはスリランカカレーであり、ほぼ水分100%で粘度はゼロ。
コメに汁を吸い込ませていただく。
カチャカチャに混ぜないと食べられない。
具材は小さなチキンが2個。
花がひらいたようになるまで煮込まれたレンズ豆はホクホク感が皆無。
ボリューム的にやや残念。
けっして辛くはないが、スパイスは香り高い。
願わくば、いくらランチとはいえもっと贅沢に具材を使ってお腹いっぱい食べさせてほしい。
キトゥルパニーがかかったカード。
<まとめ>
・昨今の大阪スリランカカレー人気の火付け役、老舗。15周年おめでとうございます。
・店主がいっぱいいっぱいで、ルールを理解していないと不愉快な気分になることも。
・大阪の『カレーライス文化』を踏襲して生まれたスリランカカレー。
・さっと食べてさっと出る。
・夜(予約のみ)はどんな感じなのか気になります。
***
カルータラ
(スリランカ料理
/ 肥後橋駅
、渡辺橋駅
、淀屋橋駅
)
昼総合点★★★☆☆ 3.3
***
やみ「次のカレー活動は、あなたの街のあの店です」
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