カレー探偵事務所の執事をしております。
現在、所長のカレー探偵やみちゃんは失踪中です。
本日は電話・メールによる業務連絡もありません。
そこで今回は、帰ってこない所長の穴を埋めるべく、ふつつか者ではございますが、自分が調査してきた店をご紹介したいと思います。
自分は不器用で、事務的なことしかできません。
やみ先生のかわりは決して務まらないとは思います。
それは自分が一番分かっているのですが・・。
ちょっとの間、お付き合いいただければ幸いでございます。
<アウェーの応酬>
やみ先生のご友人に、食通の”かに様”がいらっしゃいます。
かに様とやみ先生は、これまで幾度となく調査の依頼をしあってこられました。
これまでの流れを簡単におさらいします。
/////////////////////////////////////////////////
1.かに様、「ラーメン工房」の”ちゃんぽん”の調査を依頼
→やみ所長が調査する前にスケバンの闇夜美子(やみ・やみこ)が横取り調査。
2.かに様、「ランシオ・ネテ・ソウ・ナセンテ」の潜入調査を依頼
→やみ所長が休業中&失踪前夜でもあり、調査依頼は取り下げられ、かに様御自らが調査。大成果をあげられる。
3.闇執事(自分です)、やみ所長の代理で「ランシオ・ネテ・ソウ・ナセンテ」を追跡調査。
→以学館様が共鳴され、かに様とブラジリアン邂逅を果たされる。
4.闇執事、やみ所長に内緒で「新湊が誇るブラジリアンアウェーな店」を2店舗提示し、調査して下さる義勇兵を募る。
→かに様、即座に応じられ、翌日には御ブログで調査報告。
5.かに様、失踪中のやみ所長に「営業しているのかよく分からないアウェーな店」を3店舗、調査依頼。
→闇執事、やみ所長の代理でそのうちの1つ「ドライブイン美佐」を調査、報告する。(いま、ココ)
///////////////////////////////////////////////////
<美佐へ向かう執事>
自分はやみ先生と同じく、新湊人。
そのため、目的地の「ドライブイン美佐」がある婦中の地理には、てんで疎いのです。
Google先生によれば、国道472号に沿って古洞池の南を通過すれば最短で行けるとのこと。
しかし、Google先生の指示に従っていたら、一車線しかない山道を山越えするという、かなりスパルタンなルートへ迷い込みました。
道中、崖やら竹林の嵐です。
<美佐に着く>
そんなこんなで、ようやく目的地に着きました。
まわりは閑散としており、車の通行は皆無です。
立派な国道359号線が出来てからというもの、この店が面する旧359号線は、もはや忘れられた存在になってしまったようでした。
自分も生まれてこのかた初めて通りました。
どうやら、営業はしているようでした。
普通に生きていたら、絶対に入ることはなかったでしょう。
<入店>
入口の左手に、倉庫のような部屋が。
シャンデリアがあって、奥にはドラムセットがありました。
(※あとから判明したことですが、お孫さんのドラムです)
そして、ホコリをかぶったアーケードゲームの筐体が3台。
(※いずれも麻雀でした)
電源が入っていたら遊んでも良かったのですが。
さらに進むと、バーカウンターが。
天井にはミラーボール。
大きな液晶テレビ、カラオケセット。
どうやら、夜にはカラオケスナックに変わると思われました。
・店員さん
そのカウンター席に、推定80歳のお爺さんとお婆さんが座っていました。
なにやら、世間話で盛り上がっています。
自分の姿を見ると、2人は硬直。
やがてお婆さんが、
お婆さん「あの・・・。もしかして、お食事ですか?」
自分「はい♪ 大丈夫ですか?」
お婆さん「ああ、はいはい、大丈夫ですよ」
なんというか、いきなり見慣れない顔をみてビックリされたようでした。
どうやらこのお店、ほんとの常連さんしか来ないようです。
一緒に座っていたお爺さんも近所に住む常連さんのようで、たんに話をするために来ていただけでした。
カウンターの他にテーブル席は無く、広い座敷だけがありました。
ちょこんと1人、座ります。
向こうには床の間や囲碁セットなどが見えました。
近所のお爺さんはいつの間にか退店。
婦中の山里の忘れられた空間に、老婆と自分の2人ぼっち。
<メニュー、オーダー>
定食、ドンブリもの、麺類。
大衆食堂の王道メニューが一通り揃っていました。
喫茶メニューもありました。
ウーロン茶が367円。
もしかしたら鉄観音を茶葉から淹れてくれるとか?
自分は無難に「日替わり定食」をオーダーしてみることにしました。
だって、何が出てくるかワクワクするじゃないですか。
<日替わり定食>
お婆さん「イタタタタ・・・」
自分「どうされたんですか?」
お婆さん「若い人を見たら、急に足が痛み出してねえ(笑)」
自分「ああ、わかります。膝に爆弾を抱えていると、急な動作で痛むことがありますから(笑)」
お婆さん「そうやちゃねえ。一度動き出してしまったら、痛みは無くなるんだけど・・」
お婆さん、どうやら加齢によるコンドロイチン欠乏症のようでした。
そんでもって、日替わり定食は、「焼サバ定食」でした。
サバは甘塩。
塩分は約3%程度でしょう。
既製品(加工品)を焼いたものですね。
もっとも、脂が乗って普通に旨かったです。
(※今の時期、鮮魚店で売っている生サバは普通サイズで1匹700円超しますし、脂の乗りもイマイチです)
自分は醤油は使わず、レモン汁で食べました。
しかし。
よもや婦中の山里まで来て焼サバを食べることになるとは予想もしていませんでした。
新湊人である自分は日常的にサバを焼いて食べていますからね。
ごはんが旨かったです。
粒が立っており、水加減も秀逸。
さすがは定食屋。
具材は、カブでした。
いいですね。
なんだかホッとしました。
というわけで、普通に和食を食べてそれなりに満足することができた自分です。
<まとめ>
・夜のカラオケスナックがメインと思われます。
・近所の常連客(後期高齢者世代)がメイン客層と思われます。
・食堂としては一般的な大衆食堂メニューが揃っていました。
・ホッとする安心の味、家庭の味。
・アウェー感は100点中、60点。
・優しいお婆さんが接客して下さいます。
お食事処 美佐
(定食・食堂
/ 千里駅
)
昼総合点★★☆☆☆ 2.3
今回は、つたない自分の記事に最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
※また先生からの報告が入り次第、レポートします。
(闇執事)
★ブログの人気ランキング参加中です!
記事が参考になりましたらポチっとお願いします。
↓ ↓ ↓