【千とやみちゃんの神隠し】SENインドストアー(富山市)★いつも何度でも。大学前パワースポット! | カレー探偵やみちゃん 世界食べ歩き

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富山県射水市在住のカレー研究家、ブロガー。ブログは15年継続中。カレーの聖地「イミズスタン」の命名者として、各種新聞・雑誌、テレビ、カレーイベントでイミズスタンをPRしています!「イミズスタン・カレーサークル(ROTI)」を主宰。

 

ども、カレー探偵、やみちゃんです。

 

今回は富山大学前の無名なカレー店、SENインドストアー(富山市)を紹介したい。

 

 


<6/4昼 SENインド>

 

 

この店、ほとんど知名度がない。

 



(外観)

 

大学前の通りにホームメイトのビルがある。

 

その2階に小さな看板が出ているのだが、分かるだろうか?

 

 

 

 



(1階入口のメニューボード)

 

近くに行けばメニューボードが出ている。

 

よく見ないとカレー店だとは気づかずに通り過ぎてしまうだろう。

 

 

 

 



(1階の突き当たりにて)

 

雑居ビルなのだが、奥に進むとOPENの文字が。

 

 

ちなみに、日曜・月曜が定休。

 

基本的に夜のみの営業だが、土曜のみ昼の営業をしている。

今回は土曜の昼に訪問した。

 

 

 

 



(階段を上る)

 

 

 

 



(中二階の案内板)

 

さらに登れと書いてある。

 

 

 

 

 


(2階)

 

2階に到着。

 

店はこのすぐ左側にある。

 

 

 

 



(店の入口)

 

ガネーシャさまがお出迎え。

 

 

 

 

 









(店内風景)

 

カレー屋がメインなのか、それともインド雑貨の販売がメインなのか?

 

私には聞けなかった。

 

ちなみに服の値段は1000~3000円程度。

 

 

 

テーブル席のみで、10人ほどが入ればいっぱいだろうか。

 

店の敷地は結構広いのだが、その大半をインド雑貨コーナーが占めている。

 

 

 

 

 

<メニューとオーダー>

 




(メニュー表)

 

テーブルにはメニューが。

 

なんでも、開店当時(2005年)に富山大学の学生が作ってくれたそうだ。

 

ただし、”卵カレー”は人気がなかったのでもうやっていないとのこと。

 

 

今回は”チキンカレー”と”シーフードカレー”の2種類のみということだった。

 

種類が少ない。選択肢がない。

 

 

私は”チキンカレー”をオーダー。

 

辛さを細かく聞いてくれるので、中辛にしてもらった。

 

 

 

 

 

<スタッフと調理の様子>

 

 

 

スタッフはオーナーシェフのSENさん1人。

 

客は私1人のみ。

 

SENさんはDVDを流してくれた。

 

インド舞踊が流れる。

 

SENさんは部屋の一角の2畳ほどの狭いスペースに消えた。

 

 

 

やがて、電子レンジの「チーン」という音が。

 

基本的に店内では調理はせずに、温めているだけのようだ。

 

たしかにタンドール釜を置くような規模の店でもない。

 

 

 

 

 

 

<チキンカレー>

 


☆やみちゃんの富山食べ歩き☆
(チキンカレー 500円)

 

5分ほどしてカレーがきた。

 

 

いい香り!

 

辛さもバッチリ。

 

スパイスのみで作られた本物のカレーだ。

 

 

しょうがとニンニク、たまねぎがたっぷりと使われている

 

全体的に色が黄色く、ターメリック、クミンを中心に100%のスパイス感

 

数分で身体全体がパーッと熱くなり、ポカポカして汗が出てくる。

 

 

チキンは小さめのものが所々にある程度。

 

あまりチキンが前面には出ていない。

 

ライスは残念ながら固めに炊いた日本米

 

インディカ米への変更を求む。

 

容器が上げ底で量が少ない。

 

男子ならカレーのみでは満腹度70%だろう。

 

 

 

 

 

<SENさんとの対話>

 

 

 

SENさんは笑顔が絶えない好青年。

 

温厚でやさしい口調なので、実に話しやすい人だ。

 

 

いろいろ話したので分かった事を書いておこう。

 

 

・SENさんの年齢は36歳。

 

 

・12年前に24歳で来日。日本語ペラペラ。

 

 

・昔は旅行代理店で勤務していた。

 

 

・2005年に今の店を始めた。

 

 

・店舗は(株)ミタホームの社長が格安で貸してくれている。

 

(※やみちゃんメモ:ミタホーム社長はインド好きで有名。飲食店経営も手がける)

 

・コックの経験はなかったが、インドの母親に作り方を教えてもらった。お袋の味そのままに作っている。

 

 

・インドに帰ったときに雑貨とスパイスを大量に仕入れている。スパイスは毎回、数キロに及ぶ。

 

 

・インドではダール(豆)のカレーをよく食べるので自分の店でも出したい。でも、富山にはチャナは売っているけどムングダールなどは売っていない。売っている店を知っていたら教えてほしい。

 

(※やみちゃんメモ:カシミール(射水市)に売っている気がしたが、何となく言えなかった)

 

・次はフィッシュカレーを出す予定。お楽しみに。

 

 

・平日の昼は別の仕事をしているので店は開けない。

 

 

・2005年の開店時、勇気を出して日本人の女子大生に英語で話しかけた。そしたらその子が20人ぐらいの大学生を連れてきてくれたのがいまでも忘れられない。

 

(※やみちゃんメモ:店内にはそのメンバーの集合写真が展示されていた。)

 

・その当時、20人の中の一人がメニュー表を作ってくれた。カレーの価格も500円に決めてくれた。(500円ならお客さんがたくさん来るとアドバイスしてくれた。)

 

 

・現在の客は中高年も多く、上は80歳の人もいる。昨年、常連客8人をつれて自分が企画してインド旅行に連れて行った

 

(※やみちゃんメモ:タージマハール前で撮影した記念写真を見せてくれた。50~80歳ぐらいの日本人8人がSENさんと一緒に写っていた。)

 

・インド旅行では、私の実家に無料で泊めてあげた。料理は妹に作らせた。料理代のみ実費をもらった。

 

 

・不定期でディナービュッフェをしている。2000円。10人ぐらいで集まろうという感じになったときに(たいていは土曜に)行う。夜11時すぎまでわいわいやっている。

 

(※やみちゃんメモ:インド人はこういうホームパーティが好きなのか?ビスト&ネギのビストさんもパーティをよくやっているが)

 

・昔は護国神社のフリーマーケットでインド雑貨を売っていた。その流れで今もインド雑貨を売っている。

 

 

・イベントでの出展にも興味がある。たとえば、五福公園の野球場の前でカレーを売りたい。でも手続きがわからない。むかし一度だけ何かのイベントで出展した。カレーとチャパティを出した。1時間で売り切れた。

 

 

・自分の店には調理設備がないので、毎日自宅でカレーを仕込んで店まで運んでいる。店内では調理していない。チャパティも出せない。

 

 

・インドのコルカタ(カルカッタ)出身。同じコルカタ出身シェフの多いカレー店、「デリー根塚店」に時々食べに行くグリーンカシミールカレーが好き。辛さが病みつき。

 

(※やみちゃんメモ:グリーンカシミールは最高に辛い。翌日直腸が痛むほど)

 

 

 

 

 

<まとめ>

 

 

 

どうだろう。

 

 

SENさん、基本的にコック経験がない素人で、インドの母の味を忠実に守っているだけなのだ。

 

それゆえ、母の味、家庭の味そのまんま。

 

しかし、そのカレーの味は極めて純度の高い本格派

 

 

メニュー選択の余地がないので”チキンカレー”と”シーフードカレー”の決め打ちとなるが、カレー・ローテーションの中には絶対に入れておきたい店だ。

 

 

 

タンドール釜がなくたっていいじゃない。

 

 

なにより、SENさんの誠実な人柄を知るに、なんとか店を盛り上げてあげたい、そう思わずにはいられなくなる。

 

 

そんな店なのだ。

 

 

 

 

 

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