昨日の日記へ頂いたコメントへのお返事です。 | よみかきぱそこんマインドマップ
昨日の日記に

コメント頂きましたが、私は最近、職員との関係を考えさせられます。
結局、仕事だから、優しさも、明るさも総て演技・・。
そういう事ですよね・・・
少し悲しくなりました><

というコメントを、頂きました。
お返事をしたいと思います。

まず、まるさんが通われているデイと
mamimiさんがお仕事で通っているデイは


まーーーーーーーーーーーーーったく!!
違う性質のデイであること
ここをご理解ください。

mamimiさんの職場は
介護認定をうけたお年寄りの方がこられる施設で
90パーセントが認知症の方です。

認知症は
「記憶障害」 「見当識障害」 「判断力の低下」が起こり、
それのより徘徊や妄想、幻覚などの「周辺症状」と呼ばれる精神症状が
引き起こされてくるというご病気です。
(とてもとても!個人差が大きいです。)

記憶は保もちにくくなりますが、喜怒哀楽は保たれます
むしろ、不安や悲しい気持ちをうけるお気持ちは
今まで以上に大きくなってることが多いです。

そんな皆さんが、楽しく、安心してお過ごしいただけるようにとするのが
私のお仕事です。


最近の停電で不穏になるBさん。

Bさん「どうして電気消えてるのかしら!寒いわ!もう帰る!ここは嫌よーー!!!」

mamimi「毛布ありますよ。ひざ掛けではたりませんか?今は停電で、どこに行っても消えてるんですよう。」

Bさん「あら!家も消えてるの????」

mamimi「そうなんです。困りますね(´・ω・`)でも、Bさんはお若いとき、電気なんかなくても、お着物縫っちゃったりしてたんですってね!すごいです!尊敬します(*´ω`*) 」
(このお話はBさんのお好きな話です。)

Bさん「そうなのよー!!(・∀・)なぁんにも無い時代でさ!アタシが着物縫って子供育てたのよ!それでね。。。。。。」



5分後・・・

Bさん「どうして電気消えてるのかしら!寒いわ!もう帰る!ここは嫌よーー!!!」

mamimi「毛布ありますよ。ひざ掛けではたりませんか?今は停電で、どこに行っても消えてるんですよう。」

Bさん「あら!家も消えてるの????」

mamimi「そうなんです。困りますね(´・ω・`)でも、Bさんはお若いとき、電気なんかなくても、お着物縫っちゃったりしてたんですってね!すごいです!尊敬します(*´ω`*) 」

Bさん「そうなのよー!!(・∀・)なぁんにも無い時代でさ!アタシが着物縫って子供育てたのよ!それでね。。。。。。」

5分後・・・

Bさん「どうして電気消えてるのかしら!寒いわ!もう帰る!ここは嫌よーー!!!」
以下エンドレス。


職員は何度でも
何十回でも何百回でもBさんのお話に耳を傾けます。
Bさんにとっては、はじめて訴えるお話なので
私たちも初めて伺ったお話のように最後まで伺います。

もしも、誰かが
「さっき聞きました。説明しました」なんて
本当のことを言って
対応をしたら
Bさんは、ここは話を聞いてくれないところだと感じます。
それは悲しいし、不安です。
だから私たちは演じます。


いまだ、余震が続いていますがそんなときでも
職員は
「大丈夫ですよう(*´ω`*) これっくらいでは平気平気!」と笑いますが。

その直後に「ちょっと電話します!すみません!」
裏にまわって家で留守番をしているお子さんに電話をしています。
「大丈夫?うんうん、もっとゆれたら机の下に隠れるのよ。戸はあけてね。」
本当は心配で仕方が無いはずです。
それでも、皆さんには笑って安心していただくのが仕事です。

それがうちのデイでのお仕事なので
そうします。

最初にも書きましたが
まるさんの通われているデイとは
まったく違うケアを必要としてる方のデイなのだと
御理解頂ければな。と。思います。