いまさらながら    少年メリケンサック | 病みあがりの夜★空に

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酒とロックとフットボール!

清志郎が逝ってしまったあの日から
ポッカリと穴が空いたまま。
ブログを書くモチベーションは なかなか上がってこない。

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1967生まれ この世に半世紀。

先日の忌野清志郎Rock'nRollRadioShow!を聴いた感想はいつか書くとして。


ブログ友達のLA MOSCAさんから、熱い厚いプレゼントをいただき 観ることができた。
(LA MOSCAさん ありがとうございます。)




しかしこれはイイねー! 

最高!!って言葉は、そんなに軽くつかうものじゃないとは思いながらも

少年メリケンサック サイコー!!!


観てる途中から、ニヤニヤしてきちゃって
おもわず「おもしれー!!」って叫んじまったほど。

パンクなんて、ぜんぜんわからない嫁さんや子供たちに

「これだよ これ! これなんだよ!!」

なんて興奮して、まくしたてるオヤジがここにもいるぜー!!


パンクってなんなのか?

映画の中でも、うんちくを語る場面があるけど


パンクってなにかって? 

なんでもいいよそんなもんって言いたい。


でもあえてオレにあてはめて言うと

若き頃の衝動だね。

「チキショー!」とかさ「コノヤロー!!」とか「バカヤロー!!!」って

どこにもやり場のない 若くて抑えきれない気持ち。

そいつらを増幅させたり、鎮圧してみたりする ドーピングみたいなもんだな。

いま こうして歳くってみて思い返せば たいしたことじゃないのにさ
なんでも いちいち触れてたんだな、ピンと張った心のピアノ線に。

自分で自分がバカなことわかってるけど
それを他人にバカっていわれると ものすごく腹たつんだよね
コンプレックスっていうのかな。
他人にも怒ってるけど ほんとうはそんな自分に一番腹立ててる。


そのたびに、GIGに出かけちゃ暴れまくって
汗だくになってベタベタになったシャツを脱ぎ捨てて
そのまま裸で電車に乗って帰ってきたこともあったな・・・


でもそんなオレでも、歳くって いちおう大人ってものに分類されてさ
嫁さんもらって 子供育てて 朝から晩まで食うために働いて
丸くなりたくはないけど 妥協ばっかして いつのまにか「丸い」ってされてる。
ときどき真面目なフリして選挙なんてものにも行ったりしてな 笑。

でもほんとうは 

「そんな政治家のクソジジイどもなんてクソ喰らえ! FUCK OFF!!!」

なんてことも思ってるんだな これが。


たった20数年前だけど 
あの頃に比べたら いまはみんな裕福になってさ 便利な世の中で
遊ぶことも楽しいこともたくさんあるしさ
なんかいつまでも若く楽しく生きていられるって勘違いしそうじゃん。
でもそんな社会で生きてると オレなんかバカだし器用じゃないからね
危なすぎる衝動はなんとか アマチュア大人の理性でも抑えられるけど
酒呑んで忘れられそうなブルーズは やっぱり酒に申し訳ないからなぁ
やっぱどこかにぶつけなくちゃならない。

ただそのブルーズってのをパンクに乗っけようとしても
いまのパンクにはうまく乗らないんだな。

ただカッコいいってだけじゃ物足りない。
オジサンにもウンチクってもんがあるし。


そんな 元なんちゃってパンクオジサンに
少年メリケンサックは久しぶりに嬉し涙を落とさせてくれたよ。












宮崎あおい かわいいねー 惚れちゃったよ。

こんな子に風呂で「写真とりますよー」っていわれたら
ぜったい映画の中のシーンと同じことするなぁ
他にも 「ああ オレもこんなことするだろうな」ってことたくさんあったわ。



ってことは やっぱりオレも中年オヤジってことだな。