覚せい剤をやり続けることも
そして生きていく事にも
ほとほと、疲れ果てた…
と思っていた頃のことを思い出してました
覚せい剤を始めて
かれこれ15年は経った頃でした
それまで自分の中で
沢山の理由や言い訳をしては
私には覚せい剤が必要だ
と
理由や言い訳が無くなってきました
ただ、ただやめられない
止めようとしても
その気持ちがどこかへ飛んでいき
又手にしている
を、ひたすら繰り返す生きた屍です
そんなある日
息子が友達を家に連れてきて
いつもの様に大騒ぎをしていました
2人とも高校生になっていました
いつもより部屋でかけている音楽が
大きくて随分盛り上がってるな
って思いながら
この頃から息子は
友達と酒を飲みはじめていたので
だいぶ酔ってるな…と思い
部屋にジュースを届けに行くと
一瞬で異変に気付きました
酒ではないわ
この匂い
大麻の匂いと
素面でない息子と息子の友達が
ベッドに横たわってました
何も気づかないふりをして
部屋を出ていく事が精一杯でした
私がしてきた事を
一番近くで見てきた彼らが
薬物に手を染めたか…
それから、しばらく放心状態の私は
1ヶ月薬を入れずに
素面の頭で考えた末
母に打ち明け相談しました
母は強かったです
なーに、あなたの子だよ
いずれそうなっても、おかしくないと
私は思っていたわよ
しっかり話をしなさい
やめられない辛さは
あなたが一番知ってるんだから
何があったて、あの子達は
あなたの子なの
あなただってそうよ
何があっても私の子なの
それを聞き私は涙が止まらず
落ち着いてから
息子と話しました
息子と何度も話しました
息子はやめたくても
やめられない
と泣いている日もありました
色々ありました
息子達は今
24と26歳になっています
薬は20歳過ぎて
ようやく止まっているそうですが
私がリハビリ施設に入所している間に
事件を起こし
それに懲りたそうです
今は職人としサラリーマンとし
成長したと
とても良い子達だよ
と母から先日
ラインをもらいました
彼らにしてみたら
私にはまだまだ許せない過去が多すぎて
どう接していいか分からない
と
当然ですが
私達の親子関係の修復には
私自身の回復と共に
傷つけた分だけの時間も
必要だと思っています
でも同年代の男の子?男性を見かけると
彼らにとても会いたくなります
自分勝手な思いは出てきます
ただ自分勝手な行動はせずに
彼らの気持ちを尊重していきます