イタリア・ワイン散策(その53)ヴェネト州「コスタメディアーナ・アマローネ・デッラ・ヴァルポリチェッラ・MGMモンド・デル・ヴィーノ」(アマローネ・デッラ・ヴァルポリチェッラDOCG)

 

 ヴェネト州の銘酒アマローネもやっと2回目のご紹介。(それ以来、お高いので一度も買っておりませんでした。)アマローネの詳細は、前回の縦走編第12回以来ですが、今回は希望小売価格7150円がなんと2860円とのことで早速GETです(笑)

 アマローネの詳細はそちらをご確認くださいね。

 アマローネが2000円台で買えるとは、物価高の世の中では素晴らしいことです。

 

 

 生産者はMGMモンド・デル・ヴィーノ社。こちらは縦走編第4回の超お安い「バルバレスコ」(ピエモンテ州)や、縦走編第54回で紹介した大好きな「ルーナ3姉妹」をプーリア州で造っている会社です。

 本ワインはヴァルポリチェッラ近郊、火山岩を起源とする粘土質主体の白亜土壌で栽培された樹齢32年のブドウ(コルヴィーナ・ベロネーゼ80%、ロンディネッラ20%)を収穫後、約3ヶ月間陰干し(アパッシメント=これこそがアマローネ)。オーク樽で24ヶ月以上熟成してリリースされます。

 ワイン名の「コスタメディアーナ」は、“海岸の中央”の意味で、「最もストラクチャーのある良質なワインは、海岸や河川近くの丘の中心部で生産される」に由来しています。

 

 アルコール度数が15度もあるので、通常はキャンプ(そのまま寝れるので)に持っていくのですが、今日は昼前から雨の予報ということもあり、登山はやめて、近くの公園で急きょ宴会することに(このパターンも多いぞ:笑)

 しかし風雨(特に風がびゅーびゅー)の中、悲惨な宴会となりました。そちらの記事は連れさんがあげてくれますので、こちらはワインについて。

 薄暗い東屋で、本日はキムチ鍋に合わせてみました。

 写真からは全く伝わりませんが、本来アマローネはそれこそ濃厚、濃密、凝縮という旨さの詰まったワイン。グラスに注ぐと、美しく輝くガーネットを帯びた深いルビー色、良く言われる煮詰めたジャムを思わせる甘く優美な香りにチョコレートっぽい複雑  なアロマがグラスから立ち昇るんですよね。普通なら甘く滑らかな味わいで、お上品な美味しさと余韻をずっと楽しるはず。

 ところが本日は、グラスに注いで瞬間、独特の甘い香りが、強風にかき消されます(笑)

 それにもめげず、やはりアマローネは美味しい!どちらかというと牛肉の方が良く合うのですが、豚キムチにも最高です。まあ、のんびり味わう、どころではなかったですが~

 

 MGMモンド・デル・ヴィーノ社は1991年、エミリア・ロマーニャ州フォルリで3人の醸造家(イタリア人(M. Martini) 、イギリス人(G. Gabb)、ドイツ人(M. Mack))によって創立。

同州フォルリに経営本部、ピエモンテ州プリオッカに醸造設備をもち、数十年でイタリア・ワイン輸出メーカー15社の一つに成長。

 理念は”イタリア・ワインの新しいクオリティーの探求”。イタリアの8つの州に葡萄畑をもち、各地域の個性豊かな土地と葡萄を活かした葡萄作りを行っています。

年に2500万本のボトルと450万個のワインボックスを生産し、40ヶ国以上の国に輸出していますね。超大手!

 

 さて、今日明日は冷え込むそうですが、23日は金剛山あたりリベンジして、週末は信貴山「虎祭り」が開催されますので行ってきましょうか。

 梅見宴会も皆様の都合がつかず開催なしですが、3月になるとBBQの季節ですね。

お花も咲きだしたし、これからが本格宴会シーズンですね!