生徒の自死と私立学校 | 中学受験の小箱 by 元私立中学教師 yamesen

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テーマ:
神戸・中3自殺メモ 「先生、腹くくってください」市教委、校長に隠蔽指示

 生徒の自死に関する情報を教育委員会が隠蔽していたという事件です。
 自死した生徒もその家族も、どこまで傷つけられるのでしょうか。

 組織が大事なのか、一人の生徒が大事なのか。
 
 ひどいと思いながら、こういうことも起こるだろうなと思ってしまう部分もあります。

 私立学校はどうなのでしょう?
 教育委員会の指導がないだけに、学校内部でどうにでもなる面があります。

 生徒の自死があった直後に「いじめはなかった」と断言してしまう私立学校もあります。
 
 生徒の自死があれば、学年やクラブの生徒への聞き取り調査はもちろん、授業を担当していた教員にも調査があってしかるべきだと思います。
 在職中に授業を担当していたクラスの生徒が自死や事故死をしたことがありますが、全く何の聞き取りもなく、通常の職員会議の中の報告で終わってしまいました。
 生徒や保護者への説明もありません。

 こうした事件が起きたクラスでも、臨時のホームルームもなく、1時間目から通常授業です。私が尋ねたところ「そういうのいらないから」と担任に言われました。

 私立中学受験にはよい面がたくさんありますが、生徒の自死の対応については冒頭の神戸市立中学にも劣る学校があります。
 
 もちろん、生徒の自死に対して遺族に配慮している学校もあります。

 見分け方が難しいですね。

 自分のお子さんが自死をすることは保護者にとって想像しにくいことです。しかし、お子さんのクラスメートが自死をした場合に十分フォローがあるかどうかと考えることはできるのではないでしょうか。

 別の心中事件で当時の勤務校の教頭が「自殺するような弱い子には見えなかった」とテレビのインタビューに答えていました。
 自死する人は弱いという認識に驚きました。亡くなった生徒の命を尊ぶ気持ちがないことに悲しくなりました。

 

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