関西大付属よりももっとブラック校T | 中学受験の小箱 by 元私立中学教師 yamesen

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関大付属校は「ブラック私学」なのか 労基署に通報した教員を解雇

大学付属の中にもブラック校があるのですね。

学校法人の主張が間違っていますが、記事の中でこの部分に注目しました。
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 ・・・定額の手当を残業代代わりにしている私立学校は多いが、何時間働いても定額なのであれば、その手当は法的に残業代としては認められない。労基署からもそのように指導を受けているにもかかわらず、同校はこれを残業代だと言い張っている。

 これには担当の監督官も驚いているとのことだ。

 加えて、一部の業務を労働時間として認めていない。部活動や教材研究、給食中・昼休み中の生徒指導について、同校は労働でないと否定している。特に教員の部活動については、同校では選択制ではなく「強制」であり、本人が拒否することはできないという。法律上、労働時間であることは明白である。あまりに無理な主張だと言わざるを得ない。
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 これと同じことを聞いたことがあります。

 部活全員参加=強制を売り物の一つにしている東京のT女子の教頭の発言です。T女子は教員も昼休み中に校外に出ることはできません(弁当を買いに行くにも届け出が必要ですぞ)。
 教材研究は教員の労働ではないと公言しています。

 実際、授業研究をしていないのかもしれませんね。指導書(教師用あんちょこ)の充実で教科書を選ぶ教師もいるようだし。

 労働環境について口を開く教員は皆揃って、仕事量は多くないというのです(ある教員の妻は実名で夫の過重労働について新聞に投書していましたが、当の教員は無言)。

 なぜか、中学受験情報誌のインタビューでは口を開く教員は他校と違ってものすごく仕事をしていると答えています。どちらが本当なのかな。

 思いつくままに書いてみます。特にこの学校に特徴的な先生たちのお仕事です。

1 合格するまで許さない(こわい、逃げ場なし!!)各教科のテスト(体育や家庭科が特に躍起になっている感じ)。

2 中高それぞれ複数回の入試(併願校なんだから、一刻も早く採点しなさい)。

3 質が高い授業(自画自賛)。

4 毎年同じ授業は繰り返しません(校長、嘘はだめですよ)。

5 受験のための補習授業(授業の質が高いけれど、それで十分だけれど、それでもさらにお任せください。塾なしで東大に合格する・・・人もたまにいます)。

6 喜びを与える全員参加のクラブ活動の顧問
 (教員が少ないんだから喜んで掛け持ちしなさい。・・・ところで「喜びを与える」という言い方大嫌いです。どこまでも上からの目線、校長に与えられた喜び? なにそれ、まずそう。「生徒と共に喜ぶ」というのがまともなあり方のはず)。

7 学校主催の説明会の数々
 (受付でスリッパも手渡ししなさい。校舎が汚れるから)。

8 塾主催ならいつでもやります説明会
 (突発的でも授業時間を変更してあげるから対応しなさい)。

9 年末年始以外なら、いつでも教員がつきっきりでご説明いたします、突然来てもウエルカムの学校見学案内
 (授業の空き時間に職員室にいるとご指名が。理科の先生は準備室に籠もれます)。

10 日曜日に四谷大塚のテストに校舎を貸し出すから、土曜日は、大掃除だよ、全員集合。
 (貸出料はもちろん還元しないけれど、四谷大塚の人が覗くので掃除用具入れの中まで片付けなさい)

11 経費節減で業者さんを頼まないので何より大切な校舎も生徒を使って掃除しなさい。もちろん先生はその時間、職員室でサボっていないで率先して汗を流しなさい
 (シャンデリアはさすがに危険なので専門家にやってもらうから安心して!)

12 カウンセラーは信用できないので、悩み相談を聞くのは先生
 (素人には責任が重いけどそこまで考えいていないからよろしく)。

13 予備校主催の模試も学校単位全員参加だから、日曜も試験監督のために出勤
 (お弁当は用意しますよ、外に出られないからね。リベートは還元しないけれど、これも「生徒のため」だからね)。

14 あ、校則ですか? 世間から見たらブラックですが、黒(ブラック校)の中の黒(ブラック校則)だから大したことありません。ここは女子教員に任せて!

 こんな感じで、機械警備のために17時30分には教員も下校させられます。つまり長時間残業ができない仕組みですが、優秀な教員ばかり(例:東大卒、國學院大卒など)ですので、持ち帰り仕事はないそうです。
 常に自発的に仕事をしているので「やらされた」などと意識したこともありません。

 この学校で、大学の体育会の監督をしたり、犬のブリーダー的なことをしていても余裕綽々の教員がいて謎だったのですが「◯◯先生の授業は最近NHKのビデオ上映ばかりだけど、その方が却ってわかりやすくていいです」と生徒さんから打ち明けられたことがあります。

 いつまでこの調子でいくのでしょうか。
 何かおそろしいし、悲しいです。「面倒」なことをいう教師は切捨てて残っている教員でお仕事しているのでしょう。退職した教員から学校が見限られたということでもあるでしょう。

 生徒の「面倒見がよい」というけれども、学校の流れについていけない生徒は「面倒見きれない」と切り捨てるのではないかと案じます。生徒が賢くて距離を置けるとよいのですが。
 
 書いているうちに、関大付属の方がましな気がしてまいりました。労基署がまともに対応しています。

 T女子の先生たちは、聞き取りにも「労基署の指摘するような違法行為は一切ありません」と答えているので、労基署もそれ以上何も言いません。



 
 
 
 
 

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