トーハンの社員に読んでほしい課題図書 | 中学受験の小箱 by 元私立中学教師 yamesen

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塾とは別の角度から学校選択のヒントを書いています。

週刊新潮広告、6年前から文春に=トーハンが調査結果
 「週刊新潮」(新潮社)の中づり広告が「週刊文春」(文芸春秋)の担当者に発売前に提供されていたとされ..........≪続きを読む≫

 文春のひどい記者から新潮の情報を知りたいと言われても、トーハンの担当者はつっぱねなければなりません。情報というものの意味を知らない出版取り次ぎ会社です。
 出版取り次ぎは日販とトーハンの寡占状態です。残念ながら電化製品と違って、個人では不買運動のようなことはできません。
(とはいえ、内部調査ができているから財務省や文部科学省よりはまし)。

 私は電通を連想してしまいます。日本では、広告代理店1社で同業他社の広告を請け負える仕組みになっています。例えば、トヨタのCMもホンダのCMも同じ広告代理店で扱うことができるそうです(これはたとえ)。だから、他社のCMを参考にしたり、没になったアイデアを使ったりすることも可能なのです。
……というようなことを「マスコミはなぜマスゴミと呼ばれるのか」を読んで知りました。

 テレビ局と新聞社について、日テレと読売新聞、テレビ朝日と朝日新聞などがつながっていることを当然のように受け止めて、弊害については考えてもみませんでした。数年前の本ですが、「スノーデン日本への警告」とともに高校生へのおすすめ本になりそうです。
 ちなみに社会科学や自然科学の課題図書は2冊示して、比較して論じるという方法が有効です。

マスコミはなぜ「マスゴミ」と呼ばれるのか(補訂版)— 権力に縛られたメディアのシステムを俯瞰する/現代人文社

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スノーデン 日本への警告 (集英社新書)/集英社

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