NHKの番組で私の好まない朗読をするのが元アナウンサーの加賀美幸子さんです。

源氏物語を読んでも、漢詩を読んでもどうしてあんなに威圧的になってしまうのでしょう。

作品より朗読者が前に出てきてしまっています。朗読ははひけらかさない、さりげないのがいいのです。
NHKには優秀な人材が沢山いるはずです。

松平定知さんというアナウンサーが歴史ドキュメンタリーを担当していたのもいただけませんでしたが、日本の古典は特に私の好きな分野なので、がっかりします。
多くの古典を担当なさっているようですから、私個人の感じ方なのでしょう。

もしかしたら、現在は現役のアナウンサーが朗読しているのかもしれませんが、加賀美さんの声が聞こえてくるかもしれないと思うと、恐くてその手の番組は避けてしまいます。

中村吉右衛門さんの漢文の朗読が好きでした。変に色が付いていなくて、嫌味がなく、適度な気品と風格を感じたものです(しかし漢詩の内容は覚えていない)。

NHKのラジオで若いアナウンサーの方がとてもセンスのいい文章を朗読なさっているのに出会うとさわやかな気持ちになります。小説を聴くのもいいなあとしみじみします。

さて、かつて、加賀美幸子氏に似た雰囲気を漂わせる女子大の教授が多くいたような気がします。
文学部とか家政学部(現生活科学部)とか女性学担当とかに。

彼女達は専門の話になると冗舌になりそう。
何か指摘したら「わたくし、どこか、まちがっていますかしら? 」ときつい口調で言われそう
(その反応に対して「まちがっています」と言いたいけれど、ドキドキときめいて恐くて言えない)。

加賀美さん似の女子大教授が生息しているうちに、ぜひロバート秋山さんに演じて欲しいものです。

六条御息所の件で思い入れたっぷりになる高校の女性教員はまだいるのかしら。
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