高等学校歴 | 中学受験の小箱 by 元私立中学教師 yamesen

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塾とは別の角度から学校選択のヒントを書いています。


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A大学を卒業しているから「スマートですね」「バンカラですね」と言われる時代は終わりました。

しかし、高校にはその傾向が残っています。
高校名を知ると「ああ、あの高校ね」となることが多いようです。

公立では偏差値の高い近隣の高校同士が比較して述べられやすいものです。

首都圏の中高一貫校もその傾向があります。
B高校の全員がそうではないとわかっているのに「お嬢様学校」に通っている生徒=「お嬢様」と思われがちです(女子御三家の空き缶神話は何十年も伝承されています)。

私も卒業した高校の名前を尋ねられることがあります。「C高校です」と答えると、「〇〇ですね」とほぼ100%同じ反応があります。そこで「××ですから」と言います。すると「C高校の卒業生は皆さん同じことをおっしゃいます」とほぼ100%返ってきます。へえ~と思います。でも、そう考えているので、これからも「××ですから」と言うことでしょう。

性格は人それぞれ違いますから、「活発な」「おとなしい」「派手な」「地味な」などと括ることはできません。
当たり前ですが、同じ学校で学ぶと、ものの見方はどうしても似てきます(共感する場合も、抵抗する場合も)。
その辺りが明確に分けられているわけではありません。

多くの人が過去の高校名でなく、いま向かい合っているその人自身が大事なのだと頭では理解しています。それでも「山羊座は~」「O型は~」という語り方が横行していますから、なかなかこの傾向はすたらないと考えます。

「文藝春秋」の「同級生交歓」は、一人ひとりは違う道で成功しているが同じスピリットを持っている、というパターンが学校を変えて繰り返されているだけです。わかっているのについ読んでしまう上手な連載だなあと思います。

大企業、老舗がつぶれる時代です。
それでもいわゆる伝統校(かつて名門校と言われた学校)にはメリットがあります(縁故入学ではない)。連帯感が持たれやすいのです。何か発信した場合には高校の同窓生の方が、大学の同窓生よりもはるかに親身に応えてもらえる可能性が高いと思われます(質量ともに。ただし学校によっては小学校からの入学者などと細かく区分けされることもあります)。

私学の場合、その学校のムードは短期間には変わりません。公立に比べて圧倒的に教職員の異動が少なく、職員室のメンバー全取っ替えというようなことが起こりにくいからです。他校を経験していない教職員も多いので、その学校の職員室の価値観が継承されやすいのです。

偏差値は変わりますから「昔は名前を書けば誰でも合格できた」などとおとしめるのはいけません。




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