【本場筑前博多織八寸帯】
今回は八寸帯の特徴や着こなしをご紹介いたします。八寸帯とは、どのような帯?着こなしのコツは?そんな疑問解消のお役に立てましたら幸いです。
八寸帯とは
八寸帯の長さ・幅
八寸帯と九寸名古屋帯の違い
【左:八寸帯/右:九寸名古屋帯】
格調ある綴れ帯はフォーマルにも
八寸帯の仕立てについて
・松葉仕立て
八寸帯の仕立ては、松葉仕立てが定番です。松葉仕立てとは、手先を五寸(約18㎝)程度半分に折りかがり仕立てします。胴に巻く前腹の部分は好みの幅に折って帯幅を調整して着付けることができます。
・総かがり仕立て
総かがり仕立ては、手先から胴に巻く前腹の部分をすべてかがり仕立てを行うお仕立て方法です。あらかじめ半分に仕立てあるため着付けも楽に行えます。
・トンネルかがり
たれ先から10㎝ほどをかがり、お太鼓部分をすべてかがらずにトンネル状にあけて仕立てます。主に涼しげな印象を与えたい、夏(絽・紗・麻)の帯で使われたり、お好みで袷時期の帯でもご指定していただくことのあるお仕立て方法です。
八寸帯のコーディネート
八寸帯は主に紬や小紋などの普段使いの着物に向く帯です。カジュアル着物に合わせる帯であることから各産地で、それぞれ特徴がある帯が創作されています。
八寸帯の代表的な産地として知られるのが本場筑前博多織です。ほどよい硬さにハリのある生地、博多織の粋さを感じるデザインが人気の帯です。また京都西陣、米沢、桐生、結城などで様々な八寸帯が製作されています。
八寸帯のコーディネートは、主に帯の柄行と織などの素材感で使い分けることが多いです。例えばややあらたまった印象のする柄行であれば、染め物の小紋などに向きますし、ざっくりした織の素材感の帯などであれば紬などのガジュアル色の強い着物に向きます。
いずれにしても八寸帯はカジュアル着としてお召しになることから、ご自分の好みで楽しみながら、素敵なコーディネートされると良いでしょう。
【米沢 近賢織物 宝来織 八寸帯】
【西陣 まこと織物 夏八寸帯/西陣 みやこ 夏八寸帯】
まとめ
八寸帯は綴れ織りなどの一部を除き、小紋や紬などのカジュアル着物に合わせる帯です。着用のシーンでは同窓会・お出かけ・食事会・お茶席・観劇・コンサート・ショッピングなど、普段使いのカジュアルな装いとして大活躍してれる帯です。
またカジュアル着ならではの個人の趣味や好みを存分に楽しみながら選ぶことのできる帯ともいえます。ぜひ素敵な八寸帯で着物コーデをお楽しみください。
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