どうしてもどーーーーーしても観たくて、レイトショーで銀河鉄道の父を観てきた



ほぼ、貸し切り状態


宮沢賢治の深さがわかるようになったのは大人になってから…

子供の頃は全くわからなかった。

一番最初に知ったのは小学校の教科書に載っていた「雨ニモマケズ」最晩年の亡くなってから発表されたこの作品の深さは子供にはわからない、と今でも思う。だけど、わからなくていいから、子供のうちに教えておくのは大切だと思う。

大人になった時に気づくから…


子供の頃から好きだったのは、クラムポンや風の又三郎。言葉が美しい!

日本語ってこんなにも美しい

…それは、子供心にも響いた

美しい日本語は語り継がれていってほしい


一番好きなのは、永訣の朝

あめゆじゅとてちてけんじゃ…


そして、銀河鉄道の夜、グスコーブドリの伝記

愛が深すぎる。


よだかの星は、たいらじょうさんの朗読劇を観に行ったりもして。

我が子が暗唱してるのも好きだったなぁ


特に特に好きなのをあげてみたけど、ほとんど全部好きだよなぁ


宮沢賢治の作品は、何回も何回も読んだけど、何回読んでもこの大きな愛の深さや、ピュアな真心や…

毎回衝撃を受ける。

賢治自身は、ピュアすぎて生きにくかったんじゃないかなぁ

でも、家族はそれもこれも全部ひっくるめて慈しんで愛したんだろうなぁ


最初は全く売れなかったという賢治作品

…そうだよな、ちょっと読んだだけじゃ、この深さは最初から気づかないな、と思う。

でも、確実に人の心の奥の一番核の部分の琴線に触れるのだ。何回も読むうちに、どんどんその深さに心が持って行かれる。


そして、その大きな愛の深さは、やはり家族愛なのだと思う。

父の、母の、そして兄弟姉妹の…大きな愛が家族を包んでいたのだと思う。それぞれがそれぞれを、心から大切にしていた


…そういうモノに私もなりたい

でも、難しいね…