ウミガメのスープなどで有名なポールスローンは、アイデアについて以下のように言っています。

 

「ほかの人が考えないことを考えられるようになりたかったら、意図的に、ほかの人とは違う角度から物事を眺めればよい。」

 

例えば、2,4,6という規則性の例が出されて、他の数列を試すことでこの数列の一般的な規則性を答える問題では、ほとんどの人が3,6,9、4,6,8など似た組み合わせを試していきます。

 

しかし、この問題では、数が2ずつ増えるという法則も、数が2倍ずつ増えるという法則も不正解で、正解は単に「数が増えること」だった。

 

このようなケースは現実でも以外に多く、これは人は自分の考えに都合の良い証拠ばかり集めようとする心理学的な照明に基づいているという。

 

例えば、リスは灰色という先入観を持っているとした場合、その正しさを証明するには灰色のリスを見てもしょうがない。重要なのは灰色でないリスが一匹もいないことであり、それを確かめねばなりません。

 

 

本書『ポールスローンの思考力を鍛える30の習慣』では、このように人が陥りがちな心理的な先入観を詳しく説明し、真実にたどり着くためのゼロベースでの思考法を解説してくれます。

 

既存の価値観と違う新しい考えに人は自然と拒絶反応を起こしてしまうが、それだけでは事実にたどり着けない。

達人は拡散的思考と集中的思考を使い分けることが重要です。

 

本書では問題の形式を取るところも多く、

「取り除くほど、大きくなるものは何か?」

といったような謎かけもあり、楽しませてくれます。

 

この答えは、「穴」です。

確かに土を取り除くほどに穴は大きくなりますね。

 

また、「答えではなく、質問で運営される。」というGoogle社の方針を例に挙げて、質問する力の重要性についても言及しています。

 

例えば、ニュートンは「なぜ地球に月は落ちないのか」と問い、ダーウィンは「なぜガラパゴス諸島にはほかの場所で見られない種がこれほど多いのか」と問いかけることで世紀の発見をすることができました。

 

本書を読むと、いかに私たちが普段先入観にとらわれているのかということを理解することができるはずです。

実践編として水平思考パズルの「ウミガメのスープ」を併せて読むとさらに効果的かも。

 

固定概念をブチ破り視野を広げていきたいという人にオススメです。

 


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◆参考記事

水平思考力を鍛えるウミガメのスープで頭の柔らかい人間になろう!

『ウミガメのスープ』で水平思考を鍛えて天才になれ!

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