やってみよう!「シャンプー整体♪」 | 身体を奏でる♪「身体奏法」

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前回、美容師さんの「シャンプー整体」について
書かせていただきました。
毎日、美容師さんにシャンプー整体をお願いするわけには
いきませんから、
入浴の際に、
ぜひご自分でシャンプー整体をやってみましょうビックリマーク

っということで今回は、お風呂でできる!シャンプー整体を
ご紹介したいと思います。

シャンプー整体は、
 
1、プレシャンプー
2、シャンプー整体
3、アフターシャンプー
 
3つのステップからなります。


それでは、まずプレシャンプーから始めましょう。
シャンプーをする前にしっかりと髪をお湯で流します。
これは単にシャンプー前に髪を濡らすことだけでなく、
汚れを洗い流します。
お湯で流すだけでも
7,8割くらいの汚れが落ちるそうです。


さあ、いよいよメインのシャンプー整体です。
手にシャンプーを適量とって、手のひらで軽く泡立てます。
そして髪全体にシャンプーをなじませていって下さい。
そうしたら、両手の5本指の指腹で
髪の生え際から頭頂部、後頭部へと揉みほぐすように洗っていきます。
このとき、重要なのが
前頭筋から帽状腱膜、後頭筋
といった
筋肉の流れをイメージして下さい。

川島大和のブログ
クリス・ジャーメイ著『ムービングボディ』 P.140

この流れが首、肩、背中・・・と続いていきます。
さらに側頭部にある側頭筋も五指の指腹でよくほぐして下さい。
噛む筋肉咀嚼筋をしっかりケアします。
そのまま今度は、もみ上げや耳の周りを行います。
人差し指と中指&薬指の指腹を耳の前後に当てて
よくほぐしながら洗っていきます。
これがリンパ節唾液腺を刺激することになります。

川島大和のブログ
出典:IPA「教育用画像素材集サイト」 http://www2.edu.ipa.go.jp/gz/

口腔ケア免疫力アップにつながっていきます。

ここでもう一つ身体の流れにアプローチします。
それは、東洋医学の気の流れ、経絡に働きかけます。
前頭部から頭頂部、後頭部の
正中線上のラインは督脈という経絡が走行しています。

川島大和のブログ
山田光胤・代田文彦著『図説 東洋医学』 p.139

この経絡は
「脳」「脊髄」「腎」と強く関わっています。

親指以外の四指の指腹で、
督脈を前頭部から頭頂部、後頭部まで刺激ます。
左右の手の四指を督脈上で並べてやってみて下さい。
そして側頭部や耳の周りは胆経になります。

川島大和のブログ
山田光胤・代田文彦著『図説 東洋医学』 p.137

側頭部や耳の周りのシャンプーで胆経を刺激すると、
耳鳴り、難聴、めまいなどの耳に関する症状や
頭痛、片頭痛、歯痛、視力減退などの症状に効果的です。
経絡氣の流れもしっかりとイメージして
シャンプーしてみて下さい。


それでは、アフターシャンプーです。
しっかりとシャンプーを洗い流して下さい。
プレシャンプーよりも長めの時間を取ると良いでしょう。

お風呂から出たら、髪をバスタオルで拭きます。
髪がぬれたまま寝てしまうと髪が痛んでしまいます。
しっかりと乾かしましょう。
さらに髪をタオルで拭きながら、
タオル越しにでもいいですから、
頭のツボを押してみましょう!
「百会」や「風池」などのツボを刺激して
心身をケアしてあげましょう。


以上です。
この工程どおりでなくても
筋肉の流れ、経絡の流れを
イメージしてシャンプーしたり、

唾液腺やリンパ節を刺激したり、
ツボを押したり・・・
どれか一つ、二つでも構いません。
シャンプーをする際に、ちょっとやってみて下さい。
シャンプーを通じて心身の調整になれば幸いです。


今宵はこれにて
ここまで読んでくださって
ありがとうございます。