上野動物園は入園者数が減ってきたこともあり、パンダの復活を望む声は強かったのですが、石原慎太郎知事は高額なレンタル料がかかるため難色を示していました。
ワシントン条約では、研究・繁殖の目的以外で、国外に持ち出してはいけないと、指定されている稀少動物が定められているのですが、パンダもその稀少動物に指定されています。
中国では、1980年代からパンダを国外に持ち出すときは有償で貸し出すようにしています。
そのため、パンダを借りる場合はレンタル料がかかります。
2010年7月26日、上野動物園を管轄する東京都と中国の野生動物保護協会は、北京で協定書に正式調印し、2011年から上野動物園で2頭のパンダを公開することができるようになりました。
当初は10年間のレンタルで年間100万ドルということだったのですが、最終的に5万ドルを値切り年間95万ドル(約7800万円)で合意し借りることになりました。