冬は、乾燥や痒みなどさまざまな皮膚トラブルに悩まされがち。
なかでも日常生活に大きな支障をきたすトラブルに「ひび・あかぎれ」があります。
「ひび・あかぎれ」とひとくくりにして呼ばれることが多いように、いずれも肌に亀裂の入った状態を指しますが、症状に応じて程度の軽い方を「ひび」、重い方を「あかぎれ」と呼んでいます。
角質層の脂質や水分が奪われ、肌表面の溝(みぞ)に沿って生じた亀裂が「ひび」。
この状態がさらに悪化し、真皮層まで深く亀裂が生じてしまったものが「あかぎれ」です
冬になると手足の乾燥がひどくなり、カサついた状態になっているのを感じる方も多いでしょう。
こうした状態を改善しないでおくと角質層の脂質や水分が奪われ、肌表面の溝(みぞ)に沿って亀裂を生じることがあります。
雨の降らない地域で土が水分を奪われ、ひび割れるのと同じ状態ですね。これが「ひび」の正体です。
この状態がさらに悪化し、肌表面にとどまらず真皮層まで深く亀裂が生じてしまったものを「あかぎれ」と言います。
真皮層には血管があるため、亀裂部位から血がにじんで出てくる場合があります。
肌が割れて赤く出血している状態は、見た目にも痛々しいものです。