菜園の周囲は年ごとに、ジャンボタニシの繁殖が激化…小川のコンクリート壁面は
ピンクの卵が列を作る季節に入りました。
私の菜園でも数年前から、雨水が溜まる溝では普通に見られます。
メダカの稚魚に与えるミジンコ採取用に水を溜めている溝は、とくに多くいます。
当然のことですが、ジャンボタニシが生息すると…芽生えた雑草も食べられ、
水草さえ見られなくなります。
そこで、引き抜いた雑草を…どれだけ食べるか実験をしました。
引き抜いた雑草を水面に散らし、調べてみたのです。
ここのジャンボタニシは小粒で、生息数によっても結果は変わるのですが…
2日で、ほぼ食べつくしました。
水底に茎の固い部分が少しありますが、それも今朝には消えているでしょう。
イネ科の雑草のほか、食べにくそうなスギナも散らしましたが…完食です。
隣の水田を見ると、田植えのとき苗が水に浸かったところは…ジャンボタニシに
食べられ消えています。
田植えのあと、苗が水に浸からないよう浅水にしないと…被害は拡大します。
しかし、食べられることなく苗が育った水田の草はジャンボタニシが食べてくれ、
除草剤を使わない稲作が可能です。
前にも投稿しましたが、稲が育ったことを確認して水田にジャンボタニシを放すと
無農薬無肥料栽培が可能です。
タニシの糞は肥料になり、大繁殖後は餌が無くなり消滅した水田も見ました。
私の菜園の溝も、梅雨時期の間は雑草が繁殖することが少なくなります。
梅雨に入るとジャンボタニシの生育も早くなり、大きなタニシは食欲も旺盛です。
大繁殖している東南アジアでは、食用にしているようで、子供や婦人が食用
調達に水田に入って採っている料理番組を観ました。
どこの稲田も、稲が消えている稲は無く…騒いでいるのは、日本だけ…?
いったん繁殖すると、繁殖を止めるのは不可能に思えるのですが…タニシを駆除
する農薬を使う農家も増えてきました。
上手く活用すれば無農薬で育てられるものを…私の住むところは、発想の転換は
難しい地域のようです。