先週、奈良県生駒市にある長弓寺の薬師院さんで、
お斎(とき)をいただきました。
お斎は食事の時刻(とき)が語源。
かつては主に僧の食事のことを指しましたが、
今は法要後に僧侶や参会者へ振る舞う料理を言うそうです。
前菜と、生麩で見立てた刺身、胡麻豆腐↑
箸入れに
「春風を以て人に接す」
と書かれてありました。
幕末の儒学者、佐藤一斎さんの
『言志四録』に収められている言葉。
このあとに、
「秋霜を以て自ら粛む」
が続きます。
人には春風のように温かく接し、
自分には秋霜のように厳しくせよとのこと。
うむ…木枯らしのような冷たい風を
私から感じとったのでしょうか。。笑
うなぎのようなこちら↑
蓮根饅頭と生麩のあんかけ↑
白和え↑リンゴ入りでした。
なます↑少し酸味が強く感じられましたが、さっぱりしていました。
きのこの炊き込みご飯とお吸い物↑
もうこの時点でお腹がいっぱい。。
でもおかわりしたいほど炊き込みご飯が美味しかった~。
デザートは柿を杏子酒につけたもの↑でした。
私は「一汁十菜」のコースを注文したのですが、
かなりのボリュームがありましたよ。。
優しいお味ばかりでしたので、
皆満足していました。
要予約なので、ご利用したい場合はあらかじめ連絡を。