長弓寺 薬師院で精進料理 | ドット模様のくつ底

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奈良が好きなライターの瞬間ブッダな日々の記録。
福祉的な目線から心の問題を考えています。

先週、奈良県生駒市にある長弓寺の薬師院さんで、
お斎(とき)をいただきました。

 

お斎は食事の時刻(とき)が語源。

かつては主に僧の食事のことを指しましたが、

今は法要後に僧侶や参会者へ振る舞う料理を言うそうです。

 

私は、入院していた父の退院祝いもかねて。
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前菜と、生麩で見立てた刺身、胡麻豆腐↑


箸入れに


「春風を以て人に接す」

 

と書かれてありました。

 

幕末の儒学者、佐藤一斎さんの
『言志四録』に収められている言葉。

このあとに、

 

「秋霜を以て自ら粛む」

 

が続きます。

 

人には春風のように温かく接し、

自分には秋霜のように厳しくせよとのこと。


うむ…木枯らしのような冷たい風を
私から感じとったのでしょうか。。笑

 

と、それは冗談ですが、日ごろから心掛けたい教えですね。


うなぎのようなこちら↑

大和芋で作られているそうです。

茶そば↑お出汁がとても美味しかったです。

蓮根饅頭と生麩のあんかけ↑



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白和え↑リンゴ入りでした。



天ぷら↑抹茶塩でいただきました。


なます↑少し酸味が強く感じられましたが、さっぱりしていました。


きのこの炊き込みご飯とお吸い物↑

もうこの時点でお腹がいっぱい。。

でもおかわりしたいほど炊き込みご飯が美味しかった~。



デザートは柿を杏子酒につけたもの↑でした。

 

私は「一汁十菜」のコースを注文したのですが、

かなりのボリュームがありましたよ。。

 

優しいお味ばかりでしたので、

皆満足していました。

 

要予約なので、ご利用したい場合はあらかじめ連絡を。