こんばんは。

本日の東京株式市場は、主要株価指数がまちまちの展開となりました。

日経平均株価、東証マザーズ指数は反発、TOPIXは続落、東証REIT指数は6日続伸しました。

昨晩の米国株式市場は、主要な米経済指標の発表がなく手掛かり材料にかける中、米主要企業の決算発表で個別銘柄が高安まちまちとなる展開となり、NYダウは小幅に下落した一方で、NASDAQとS&P500は小幅に上昇しました。

本日の東京株式市場は、3月英CPIの高止まりで欧米金融引き締め長期化を懸念した売りに押され、寄り付きから軟調な取引開始となりましたが、岸田総理が海外投資呼び込みに向けたアクションプランを月内に提示すると表明すると、半導体関連銘柄を中心に買われる流れとなり、日経平均株価、TOPIXともに下げ幅を縮め、日経平均株価は反発しましたが、TOPIXは戻しきれず小幅に続落しました。

「岸田総理は、G7各国の経済団体が集まるB7サミットの場であいさつし、海外からの投資促進のため新たな数値目標を設定したアクションプランを今月中にも示すと表明しました。

具体的には、

・半導体などの分野で強靭なサプライチェーンを確立するための投資促進策

・アジア最大のスタートアップハブの形成に向けた戦略

・高水準の在留資格制度の創設

などを盛り込むとしています。」(TBS NEWS)

さて、本日JPXから「投資部門別　株式売買状況　東証プライム　[金額]　全 50 社」、「投資部門別　株式売買状況　東証グロース　[金額]　全 50 社」が発表されましたので、4月第2週(4/10～4/14)の最新データを追加した推移グラフを掲載します。

まず、先週4月第2週(4/10～4/14)とその前後の日経平均株価の動きを時系列で追ってみます。

日付始値高値安値終値前日比

04/17   28,537.99   28,599.75   28,414.98   28,514.78   +21.31
04/14   28,321.54   28,515.51   28,282.82   28,493.47   +336.50
04/13   27,952.58   28,163.87   27,952.01   28,156.97   +74.27
04/12   27,985.93   28,121.46   27,983.97   28,082.70   +159.33
04/11   27,895.90   28,068.39   27,854.82   27,923.37   +289.71
04/10   27,658.52   27,737.49   27,597.18   27,633.66   +115.35
04/07   27,554.37   27,591.15   27,456.25   27,518.31   +45.68

先週の東京株式市場は、米国で強弱入り交じる経済指標の発表があったものの米長短期金利の上昇基調が継続し、連れてドル円もドル高円安基調となったことに加え、2月期決算や決算見通しで上昇する内需株が多く、日経平均株価やTOPIXは週間では負けなしの5連騰となりました。

そんな中、投資部門別売買動向はどう推移していたのかを推移グラフで見てみます。

上が東証プライム（東証一部）、下が東証グロース（東証マザーズ）の投資部門別売買動向の推移グラフになります。

東証プライム市場において、買い越した主な投資主体は、海外投資家（1兆487億円）、その他法人等（31億円）だけでした。

一方で、売り越した主な投資主体は、個人（4,260億円）、証券会社の自己売買部門（3,088億円）、信託銀行（2,150憶円）などです。

金融機関は4月第2週には2,818億円の売り越しと、4月第1週の4,683億円の売り越しから売り越し額が減少し、期初の益出しはひとまず落ち着いたようです（4月第1週の軟調相場はこの期初の益出しが要因の一つと言われています）。

個人は3月権利落ちのあった3月第5週から3週間で延べ5,695億円の売り越しとなっており、権利落ち後の処分売りを行った向きが多かったことがうかがえます。

一方で、海外投資家は3月第5週から3週連続買い越しとなっており、延べ1兆7,908億円の大幅買い越しとなっていることは注目に値します。

海外投資家の買い越しスタンスが年度替わりの現在の上昇相場の牽引役となっていることは明らかなようです。

日経平均　28,657.57 △50.81(+0.18%)

TOPIX 2,039.73 ▼0.65(-0.03%)

売買代金（東証プライム）　2,242,808(百万円）

騰落レシオ(25日移動平均ベース) 128.00 値上がり銘柄数 1,027 値下がり銘柄数 703

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売買結果

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本日は、ノートレでした。

本日のトレードの確定損益は、

[ 0 - 0 （売買手数料） + 0 （キャッシュバック） = 0 ]

となります。

海外投資家の買い越しスタンスが期初の上昇相場を牽引：