こんばんは。

 

本日の東京株式市場は、主要株価指数がそろって下落しました。

 

日経平均株価は4日ぶりに反落、TOPIX、東証グロース市場250指数は反落、東証REIT指数は3日続落しました。

 

 

本日の東京株式市場は、昨晩の外国為替市場で急速にドル安円高が進行したことをネガティブ材料視し、海外売上高比率の高い銘柄を中心に売られる展開となりました。

 

米長期金利の低下を受け、高PER銘柄の多くは上昇して寄り付きはしましたが、全体相場の膠着感を背景に値を消す銘柄も多くみられ、新興市場の主要株価指数も軒並みマイナスとなりました。

 

米国株式市場ではソフトランディングシナリオが現実を帯び始め、景気が減速することなく金利低下局面を迎えることができることへの期待感からNYダウが過去最高値となるなどリスクオンの展開となりましたが、東京株式市場ではドル安円高進行の方のインパクトが強く調整モードとなりました。

 

米長期金利の低下局面では、高PER銘柄が選好されやすいため、日経平均株価がTOPIXをアウトパフォームする展開となっており、今後はTOPIXの動向により注目が集まりそうです。

 

さて、本日JPXから「投資部門別 株式売買状況 東証プライム [金額] 全 50 社」、「投資部門別 株式売買状況 東証グロース [金額] 全 50 社」が発表されましたので、12月第1週(12/4~12/8)の最新データを追加した推移グラフを掲載します。

 

まず、先週12月第1週(12/4~12/8)とその前後の日経平均株価の動きを時系列で追ってみます。

 

日付     始値    高値    安値    終値    前日比

12/11    32,665.09    32,933.08    32,650.10    32,791.80    +483.94
12/08    32,600.47    32,604.35    32,205.38    32,307.86    -550.45
12/07    33,165.72    33,195.87    32,814.69    32,858.31    -587.59
12/06    32,928.92    33,452.13    32,914.09    33,445.90    +670.08
12/05    33,022.38    33,089.82    32,726.68    32,775.82    -455.45
12/04    33,318.07    33,324.38    33,023.04    33,231.27    -200.24
12/01    33,537.44    33,551.57    33,397.42    33,431.51    -55.38

 

先週も先々週に続き、米長期金利の低下傾向が鮮明となる中、米国株式市場でNYダウなどが年初来高値を更新する一方で、11月中旬から下旬にかけて日経平均株価が年初来高値を更新した後高値もみ合いが続き、上値の重さを意識させた一週間となりました。

 

そんな中、投資部門別売買動向はどう推移していたのかを推移グラフで見てみます。

 

 

 

上が東証プライム(東証一部)、下が東証グロース(東証マザーズ)の投資部門別売買動向の推移グラフになります。

 

東証プライム市場において、買い越した主な投資主体は、個人(3,775億円)、事業法人(1,691億円)、信託銀行(1,251億円)などでした。

 

一方で、売り越した主な投資主体は、海外投資家(5,468億円)、証券会社自己売買部門(2,677憶円)、その他金融機関(200憶円)などでした。

 

3月第5週(権利確定日、権利落ち日があった週)から6月第2週まで12週連続で現物を買い越していた海外投資家は、6月第3週に13週ぶりに売り越しに転じました。

 

その後は7週連続で買い越していましたが、8月第3週、第4週と2週連続で売り越し、8月第5週に再度買い越しに転じましたが、9月は4週連続で大幅に売り越しました。

 

そして10月に入り、2週連続で買い越していましたが、3週目にして売り越しに転じ、4週目は再度買い越しに転じてから11月第3週まで4週連続で買い越しています。

 

しかし、11月第4週、第5週、12月第1週と売り越しとなっています。

 

一方で、個人は3月第5週以降の35週のうち、14週しか買い越しておらず、そのうち8月第1週、第3週、9月第1週、9月第3週、9月第4週、10月第1週、第3週、第4週の累計8週が8月以降の高値水準になってからの3か月間に集中しています。

 

そして、11月にはいってからは4週連続の売り越しとなっていましたが、第5週には買い越しに転じ、12月第1週も大幅に買い越しています。

 

3月第5週以来16週連続の売り越しとなっていた信託銀行は、7月第3週において17週ぶりに買い越しに転じてきていましたが、再び8週連続で売り越していました。

 

そして、10月第4週に9週ぶりに買い越し(899億円)に転じてきていることが注目されましたが、11月第1週は2,185億円と金額も膨らみ2週連続の買い越しとなりました。

 

その後11月第2、3週と再び信託銀行は売り越しに転じていましたが、第4週は第1週を上回る2,346億円の買い越しで、11月の4週累計では3,720億円の買い越し(第5週は74億円の売り越し)となっています。

 

そして、12月第1週も2週連続で買い越しとなっています。

 

年金資金を運用する信託銀行が最終週は売り越しだったものの11月月間で買い越しに転じてきています。

 

3月第5週以降のそれぞれの投資部門別売買代金を合計してみると、

 

証券会社自己売買部門:1兆2,924億円の買い越し

法人:2兆9,049億円の売り越し(そのうち信託銀行が4兆2,636億円の売り越し)

個人:2兆8,340億円の売り越し

海外投資家:4兆9,525億円の買い越し

 

となっています。

 

ris日経平均 32,686.25 ▼240.10(-0.73%)

 

TOPIX      2,321.35 ▼33.57(-1.43%)

 

売買代金(東証プライム) 4,463,421百万円

 

騰落レシオ(25日移動平均ベース)  100.69  値上がり銘柄数  405 値下がり銘柄数  1,221

 

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売買結果

 

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本日は、ノートレでした。

 

本日のトレードの確定損益は、

 

       [   0  -   0 (売買手数料) +  0 (キャッシュバック)  =  0  ]

 

となります。