こんばんは。
本日の東京株式市場は、主要株価指数がまちまちの展開となりました。
日経平均株価は続伸、TOPIX、東証グロース市場250指数、東証REIT指数は反落しました。
本日の東京株式市場は、昨晩の米国株式市場で主要3指数がそろって上昇して還ってきたことや、外国為替市場でドル円がドル高円安基調で推移で推移していることなど好感し、日経平均株価は大証ナイトセッションの日経平均先物やCME日経平均先物にさや寄せする形で上昇して寄り付いた後は、ドル円がドル安円高方向に反転するのと呼応するように、日経平均株価やTOPIXなどの株価指数も上げ幅を縮小する動きとなりました。
東証小型株指数がアンダーパフォームしたことからも分かるように、東証プライム市場では値下がり銘柄数が値上がり銘柄数の倍近くまで膨らみ、小型新興株も比較的大きな調整となりました。
さて、本日東京証券取引所株式部から、「信用取引現在高(一般信用取引・制度信用取引別)(2023/12/8申込み現在)」が発表されました。
まず、先週12月第1週(12/4~12/8)とその前後の日経平均株価の動きを時系列で追ってみます。
日付 始値 高値 安値 終値 前日比
12/11 32,665.09 32,933.08 32,650.10 32,791.80 +483.94
12/08 32,600.47 32,604.35 32,205.38 32,307.86 -550.45
12/07 33,165.72 33,195.87 32,814.69 32,858.31 -587.59
12/06 32,928.92 33,452.13 32,914.09 33,445.90 +670.08
12/05 33,022.38 33,089.82 32,726.68 32,775.82 -455.45
12/04 33,318.07 33,324.38 33,023.04 33,231.27 -200.24
12/01 33,537.44 33,551.57 33,397.42 33,431.51 -55.38
先週も先々週に続き、米長期金利の低下傾向が鮮明となる中、米国株式市場でNYダウなどが年初来高値を更新する一方で、11月中旬から下旬にかけて日経平均株価が年初来高値を更新した後高値もみ合いが続き、上値の重さを意識させた一週間となりました。
そんな中、信用取引残高はどう推移していたのかを推移グラフで見てみます。
上が2011年以降、下が2020年以降先週までの信用取引残高の推移グラフになります。
信用買残高は1,387億円(前の週比3.61%)増加して3兆9,839億円、信用売残高は631億円(前の週比7.13%)減少して8,229億円となっています。
10月第4週まで2007年8月以来およそ16年ぶりの高水準を更新し続けていた信用買残高も、11月に入り相場が堅調な推移となるなか、11月第3週までは改善傾向を示していましたが、年末ラリーを期待してか11月第4週から3週連続で増加傾向を示しています。
一方で、信用売残高は11月第2週から第4週までは大きく増加していましたが、11月第5週、12月第1週と高値もみ合いが続く中、利益確定の反対売買が増えたのか2週連続で減少しました。
米国で米長短期金利の低下傾向が鮮明となる中、米国株式市場は堅調な一方で、日銀の大規模金融緩和政策の修正観測が意識される中、東京株式市場はどちらかと言えば梯子を外された格好となっています。
上値抵抗や下値支持のラインは上方に移行してはいるものの、高値持ち合いがつづいており、下値支持に近づけば信用買残高が増加、信用売残高が減少しているものと考えられます。
であれば、現時点では日経平均株価で32,000円台前半が需給面から見た下値目途とも言えそうで、今後も下落場面ではその辺りを意識した買い方と売り方の攻防となりそうです。
日経平均 32,843.70 △51.90(+0.16%)
TOPIX 2,353.16 ▼5.39(-0.23%)
売買代金(東証プライム) 3,400,787百万円
騰落レシオ(25日移動平均ベース) 96.71 値上がり銘柄数 566 値下がり銘柄数 1,050
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売買結果
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本日は、ノートレでした。
本日のトレードの確定損益は、
[ 0 - 0 (売買手数料) + 0 (キャッシュバック) = 0 ]
となります。