こんばんは。
本日の東京株式市場は、主要株価指数がそろって上昇しました。
日経平均株価、TOPIX、東証REIT指数は続伸、東証マザーズ指数は9日ぶりに反発しました。
昨晩の米国株式・債券市場は、「クリスマス」の祝日の振替休日で休場でした。
本日の東京株式市場は、昨晩の米国株式市場が休場となるなど取引材料に欠ける中、市場参加者も少なく、実質的な今年最後の売買日を明日に控えポジション調整の売買が中心となっていると思われ、昨日同様方向感のない展開となりました。
東証市場再編以来、東証プライム市場において最低の売買代金を記録した昨日に引き続き、本日も連日で2兆円を下回る薄商いでした。
海外勢がクリスマス休暇で市場参加者が限られる中、中国の水際対策の緩和報道からリオープン銘柄が活況を呈した他、個人投資家好みの小型株が中・大型株をアウトパフォームするなど銘柄選択に偏りの見られた一日となりました。
さて、本日、東京証券取引所株式部から、「信用取引現在高(一般信用取引・制度信用取引別)(2022/12/23申込み現在)」が発表されました。
まず、先週12月第3週(12/19~12/23)とその前後の日経平均株価の動きを時系列で追ってみます。
日付 始値 高値 安値 終値 前日比
12/26 26,299.54 26,438.65 26,294.85 26,405.87 +170.62
12/23 26,207.77 26,291.98 26,106.38 26,235.25 -272.62
12/22 26,552.43 26,585.28 26,399.31 26,507.87 +120.15
12/21 26,547.17 26,616.28 26,269.80 26,387.72 -180.31
12/20 27,257.35 27,339.49 26,416.91 26,568.03 -669.61
12/19 27,279.92 27,349.58 27,165.78 27,237.64 -289.48
12/16 27,706.70 27,713.04 27,488.83 27,527.12 -524.58
先週は、19日、20日に開催された日本銀行の金融政策決定会合で大規模金融緩和修正の決定がなされたことで、長期金利が急上昇したため、日米長期金利差の縮小から円高ドル安が急速に進行したことから、高PERのハイテク銘柄や海外売上高比率の高い企業の株価が急落し、前の週の軟調な展開に拍車をかけました。
そんな中、信用取引残高はどう推移していたのかを推移グラフで見てみます。
上が2011年以降、下が2020年以降先週までの信用取引残高の推移グラフになります。
信用買残高は644億円(前の週比1.93%)増加して3兆3,999億円、信用売残高は189億円(前の週比2.32%)減少して7,989億円となっています。
年末の最終売買日を28日に控え、日銀ショックで大きく下落したタイミングで、逆張りに動いた投資家が多いものと思われ、前の週に引き続き信用買残高が増加し、信用売残高が減少しました。
信用取組が悪化傾向となっているため、戻り局面では上値が重い展開となる可能性が高く、それが昨日、そして本日の相場つきに表れているように感じます。
さすがにあと3営業日では、そこまで大きな下落となる可能性も低いことから、昨年の大納会の終値を大きく下回る水準での着地となりそうです。
今年一年の総決算を景気よく締めくくり、来年につなげていくためにも、ベンチマークのTOPIXをどれだけ上回って着地できるか、配当金を生活費に回しながらも、昨年大納会時点の時価総額をどれだけ上回ることが出来るか、に視点が移りつつあります。
今後のFRBの利上げ減速を見込んで、11月に久しぶりに売買し、低バリュエーション銘柄から高バリュエーションに、ほんの少しだけ資金をシフトしました。
現時点では思惑通りに動いてはいませんが、打診的な売買でしたので、大勢に影響はなく、相場の急変に備え趨勢を見守っているところです。
日経平均 26,447.87 △42.00(+0.16%)
TOPIX 1,910.15 △7.63(+0.40%)
売買代金(東証プライム) 1,995,587(百万円)
騰落レシオ(25日移動平均ベース) 88.09 値上がり銘柄数 1,293 値下がり銘柄数 471
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売買結果
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本日は、ノートレでした。
本日のトレードの確定損益は、
[ 0 - 0 (売買手数料) + 0 (キャッシュバック) = 0 ]
となります。