廃業、絶滅 | くずもちに、命を懸ける | 創業昭和30年 伝統の江戸くずもち 山信三代目 小山信太郎
2018年06月18日 09時49分45秒

廃業、絶滅

テーマ:久寿町

昨夜

ご近所の銭湯へ

 

番台にて

お金を払おうとすると

 

「お子様いらっしゃる方は

無料です。」

と言われました。

 

「え!そんな助成金があるんですか?」

 

「(笑)今日は父の日で

お父さんと子供は無料なんですよ」

 

「ラッキー過ぎる。

なんかわるいので

その大きい

リンスインシャンプー買います。」

 

「いいわよ、

あなたくらいの髪の量なら

リンスインシャンプーいらないでしょ。(笑)

備え付けのあるから」

 

ということで

無料を堪能させていただきました。

 

 

帰り、ビールを買い

 

 

飲みながら

番台のおばさんに

 

「ここ何年やってるんですか?」

 

「34年よ」

 

「僕より若いですね」

 

「違うわ、昭和34年よ。」

 

「お〜

来年で60年ですね?

おめでとうございます。」

 

「来年で60年なんだけど

今年いっぱいで、

やめちゃうの!」

 

え!

 

「主人は脳梗塞で

20年前に亡くなり

お抱えの大工さんも亡くなって

ペンキ屋さんも病気だし

 

家も併設してるんだけど

熱で傷みやすくて

維持するのも大変だから

やめちゃうの。」

 

「おー。悲しい。」

 

10年前

いま、

僕が住んでるところのまん前に

小さい頃から通ってた

銭湯がありました。

 

銭湯を基準に

住むところを選んだのに

引っ越した一週間後に廃業(笑)

 

今回やめてしまう銭湯の近所の銭湯も

昼見たらシャッターしまってました。

 

桑原先輩から聞いたら三月に廃業。

これまた悲しい。

 

我が町は、

江戸川区でも

屈指の工場街でして

油まみれの労働者の汗を流す為

銭湯が必要であり

とても多かったそうです。

 

うちで働いてくれた人も

長屋住まいの銭湯通い

僕ら兄弟を

よく連れていってくれました。

 

うちの近所の銭湯

絶滅だ。

 

健康ランドか

駅向こうにしか

なくなっちゃった。

 

おばさんに

 

「また来ます」と

一言のこし、

下駄箱へ

 

「おっ、こんばんは」と

声かけてくれたのは

嶋田さん

 

「風呂壊れて

いま通ってるんですよ」

「子供いると父の日料金で

今日タダですよ!

息子貸しましょうか?」

 

「おぉぉ~~有り難い

もう一回お風呂入ろうよ!」と息子に一声

「そうだよ、もう一回はいってこいよ」

息子は、

「いや、入らないから」

 

銭湯の下駄箱での近所の方との会話

レトロになってしまいましたね。

 

ぼくも

伝統を守る仕事をしておりますが

もっと頑張らないと

更に精進します。

 


 

 

 

 

 

 

 

 

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