手術後の固定ギプス。より本格的なものに変わり、周囲を完全に粘土(?)で固められた。アイシングもしてもらっているが、ギプスのせいで冷たさが伝わってこない(笑)

術後2日が経過した。手術当日、翌日は、兎に角寝まくった。1日15時間くらい寝たのでは?痛み止めの薬に、睡眠薬でも入っているのか?近年例を見ない強烈な睡眠時間だ…流石に、怠さは取れてきたようだ。体温も36.2℃。血圧は元々正常だが129/81。やはり睡眠は万能薬だ。ただし、受傷した左足先は、まだ浮腫んでいる。昨日巡回した医師団によれば、受傷して日が経っての手術ということも影響しているらしい。

そろそろ、病院内の様子も判ってきた。整形外科の医師団は1日2回、8時半と18時半に病棟を巡回するようだ。私の主治医である、あの冷静過ぎる若い医師の他、上司と思われる年輩の先生たちも一緒である(と言っても50代後半から60代前半だと思う)。まぁ上司の先生たちは一様に、患者に対しても言葉遣いはぞんざいだ。その辺の感覚は、ちょっと他とは隔絶している。しかし…このハードワークぶり。8時半と18時半の間に、手術や外来診察その他をこなしているのだ。一体この人たちは、1日何時間働いているんだ?一般人にはマネできません。

そして、看護師さんたちは、朝の8時、夕方の17時※の二交代制で勤務しているようだ。恐らく夕方17時からの勤務は、交代での仮眠を入れていると思われる。昼間は女性の看護師さん、夜間は男性の看護師さんになることが多い。男女比率は圧倒的に9:1で女性が多いとのこと。そして看護師さんは日替わりで、その日の担当の患者を決めて、勤務しているようだ(最初24時間付きっきりで、入院期間中担当してくれるのか?とカン違いした私がバカだった)。色々と観察していると、看護師さんたちにも個性が色々あって、面白いです(笑)

さて、体調も戻ってきて、そろそろ起き上がりたい気持ちになってきた。リハビリもちゃんとやっていかないと。そう思った矢先に、本日10:40よりリハビリ開始だ。2020年仕様のリハビリ・プログラムは、「鬼」である。医療費(国の健康保険)節約のために早い退院を仕向けるだなあ、国の事情をよく現している。

リハビリを始めようとしたら、また体温上がってきたよ…36.8℃。でも、今日はリハビリをやる。昨日の理学療法士さんと、実習生の方に来てくださった。先ずは患部の左足指先が、動くかどうかのチェック。昨日よりは、動いているようだ。理学療法士さんによれば、左足先にはまだ浮腫みがあり、浮腫みは早く取りたいとマッサージしてくださった。

この次から鬼プログラムになる。左足の筋力をなるべく衰えない運動2種類と、松葉杖の使い方&訓練だ。

左足の筋力の衰えを防ぐ運動2種類
①仰向けで左足を伸ばしたまま上げ下げ×10
②横向けで左足を後方へ上げ下げ×10(臀部強化)
ベッド上でも是非自主練してほしいとのこと。特に臀部の筋肉はなるべく維持しないと、後々膝や腰に良からぬ影響を及ぼすのだそうだ。

松葉杖の訓練
握り方には、やっぱりコツがあった。私は手首への負担が嫌で、手首を抱えるように松葉杖のグリップを持っていたが、正しくは逆で、腕と手首を真っ直ぐ伸ばしてグリップを握る。抱えて握ると、却って手首の腱を痛めるようだ。そして、松葉杖の脇当てをワキに直接当てない※。ワキから指2〜3本分余して、腕の内側から挟み込みようにする。

※脇当てを直接脇の下に当てると、神経圧迫、血行悪化、手の痺、肩コリ、小回りが利かない・・・松葉杖が滑ったときに、転倒確率が高くなる等、弊害が大きいらしい(他のHPからのパクり)。 

そして、負傷していない脚は、
誤) 蹴ってピョンピョン飛び跳ねる
正) 振り子のようにふるだけ
(自力で動かさない)

今後、病院内での移動は松葉杖を使うこと(横着しての車椅子移動は禁止(><))。若い理学療法士さん、人当たりよくニコニコしながら、鬼のリハビリ指令である。松葉杖も最後は慣れで、ゆくゆくは長距離を移動できるようになるらしい。

そして、13:30には3日振り(!)のシャワーだ(^ ^)!
左右の脚を比べると、受傷した左足が細くなってしまった。訓練が必要だなぁ…

※後日追記
退院日に判ったことだが、看護師さんたちは、次の3交替制で勤務しているようだ:
日勤:AM 9時〜PM 5時
夜勤:PM 5時〜AM 0時半
深夜勤?:AM 0時半〜AM 9時