金沢の偉人、鈴木大拙の足跡を世に広めようと平成23年に竣工された施設です。
「鈴木大拙館」のホームページにも記されていますが、来館者に思索を深めてもらいたいという意図があり、ふるさと偉人館のように沢山の功績を紹介するという感じではありません。
通常は、入れないのですが、たまたま従業員が庭のところにある戸を開けられていたので、来館者数人で庭に出てみました。後から従業員に「換気のために開けたので、本来は出られないんです」と云われてしまいました。真ん中にそびえ立っているのは、クスノキです。
「水鏡の庭」という場所もあり、何時間でも過ごすことができます。
鈴木大拙は、李登輝台湾元総統も大変に尊敬されており、青年時代は鈴木大拙の本を片っ端から読まれたとおっしゃっているほどです。以前、李登輝先生主催の「李登輝学校研修団」へ参加した際に、小生が和服で李登輝先生の講義を受けたがために、完全に仏教徒と誤解され「あなたなら分かるでしょ!?禅をやっているでしょ?」と訊かれ、「いえ、そんな高邁なにんげんではありません、やっていません」と答えたら「やってない?禅やりなさいよ!」と厳命されたのですが、早10年近く経って、未だに小生は禅をやっていません。
話が逸れましたが、本題の多目的トイレへ移ります。
入口脇に、多目的トイレがあります。
灰色基調の建物において、木目調のドアに設(しつら)えているところが、とても芸術性を感じさせます。
ドアは押しボタン式です。
入室すると音声案内があり、入口の開閉ボタンの上に、3色のボタンがありました。
こちらは、外国語音声案内用のボタンで、確か英語、中国語、韓国語の3種類だったと記憶しています。
なかの設備は基本的なものは全て揃っており、ウオシュレット、オストメイト対応の洗面台もあります。
ややウオシュレットのボタンの位置が高いのが気になります。