理想の引退 | アイドルにざわつきくだをまく

先日放送された「YOUは何しに日本へ!?」にももちラスコンのために来日した外国人の方が取り上げられていた
放送前からハロ界隈ではざわざわしてたけど予想を超える素敵な内容で名言が飛び出しまくっていて思い出しうるっとしたりしてたんだけど
改めて理想の引退をしてくれたアイドルだったなぁとしみじみ感じ入っていた
感じ入りつつネガティブ記事のまとめとかしてたけど(笑)

私もあのピンクの光のひとつでした(感傷)

 

このブログのカテゴリ韓流、K-popなのでちゃんとそっちも絡めてのまとめになるよう自分の気持ちをまとめたい(今更感)

そのためにはまずももちパイセンについて触れなければならないんだけど早速脱線
ハロとKポどっちも好きって人に会った事がないので(たぶんどっち側よりでも出しにくい話題だから)すごい長文になりそうだけど推しのSNS更新待ちの暇つぶしにでもどうぞ

■アイドル人生の幕開けはオーディション
そうKポ界で大ブームのオーディション
2002年当時、モーニング娘。の妹グループのメンバー募集として全国の小学生を対象に「ハロー!プロジェクト・キッズ オーディション」が開催され
応募者数は27958人。その中から15人がハロプロキッズとして合格して、その中にももこもいました。当時10歳。
当時娘。の看板番組があったので映像もけっこう残ってる(ロリすぎてちょっとひくけど)
合格してすぐに映画に主人公格での出演、娘。コンに帯同しつつ翌年の2003年は先輩とユニットでCDデビュー、2004年にキッズ選抜の8人でBerryz工房(ベリ)としてデビュー

(キッズの残り7人も約半年ほど遅れて同格の姉妹グループ℃-ute(キュー)として始動)
ものすごい手短にまとめてるけど、Kポに慣れ親しんでる人はさくっと流れが頭に入る気がする(笑)
私はWINを見てるときにこのべリキューのデビューエピを思い出してた…すごい懐かしい気がするけどまだ数年前の話かー

ベリがデビューした当時はそろそろアイドルブームも下火になる頃で、ブームが下火ということは星の数ほどアイドルグループが生まれては消えていたわけで当然のようにベリも苦戦していくことになります
グループ結成前に帯同していた大きい会場でいつか自分たちもできると信じて始まったグループ活動がどんどん遠ざかっていく
学校行事にもなかなか参加できず、土日も大型連休も盆暮れ正月もアイドルとしての活動があって休む暇もなく過ごし再び起こるアイドルブームの中心はAKBグループ

■プロ意識の高さと自己プロデュース力
ももこのアイドルとしての自覚はおそらくキッズ合格の瞬間から、と言うとおおげさに聞こえるかもしれない
けどオーデで番組に出ることになって、大ファンの娘。石川梨香に会って「りかちゃん」とはにかみ笑顔で呼んでいたのを合格直後のインタビューで「もうファンじゃありません。先輩です」と答えている(泣いたりてんぱったりせずこのコメントである)
「ももち」といえばあの髪型のももち結びも自己プロデュース(最初はただの2つ結びだった)髪型含め「ももち」というキャラを少しずつ浸透させていく
ファンを「おとももち」と呼び、リボンの指輪をつけた小指を立たせ「ファンの愛をキャッチするアンテナ」として常にアピール(指差しとか手を使う動作や写真グッズで徹底してる)
会社の指示を受け流し反抗し少し受け入れて大きく自分の意思を貫き、その時できることを全力でやりながら大学にも進学
いつのまにか嗣永プロと呼ばれてアイドルサイボーグとしての賞賛を欲しいままに、唯一ジャ○ーズと共演しても許されるアイドルとも言われていたとかなんとか
恋愛に関してのコメントは「恋人はファンの皆さんですドキドキ」で徹底して踏み込んだ質問には「アイドルなので答えられませんわかりません」で常に花丸100点満点の回答
週刊誌に狙われてもノースキャンダルすぎてベリメンとの夜の親密公園デートが載る爆笑した
接触イベでは高クオリティを保ち私生活は最低限しか明かさず公共の交通機関を利用するときもアイドルの私服っぽい私服を貫いていた
(ちょっと踏み込んだエピソードは同期やメンバーなどからのリークやSNSでの目撃情報などがほとんど)

徹底して「自分の理想のアイドル」を貫いたももちこと嗣永桃子は、Berryz工房の活動休止後に2日とあけずにカントリーガールズのプレイングマネージャーという肩書きで期間限定で活動開始
カントリーメンが若すぎるためについた肩書きだと思うけど、実際にステージやトークはもちろん業界的な教育までたくさん教えていた
強引に例えると、すじゅメンからひとりNCTデビューから2年くらい参加してるような感じ強引がすぎるが本当にこんな感じ

あなたは誰をNCTのプレイングマネージャーにしますか?やかましい


そしてグループ卒業と同時に、芸能界からの完全引退も発表
あまりにも「らしい」発表に悲しみの声も多くあったけど、それ以上に感謝や祝福ムードが大きかったのが印象的でまさにファンは本人をうつすんだなと思った
引退前のインタビューはどこでも「大事な人がいなくなって明日から空っぽになる人が多いのでは。私は皆さんに幸せになってほしい。」と色々な場所で「みんなそれぞれの場所で幸せになって」と言っていて
それまでの活動でもずっと「プライベートを大事に」「アイドル以外にも楽しいことはたくさんある」「ちゃんと幸せになって」と言ってたけどさらに強くアピールしていた

ラストコンサートは絶対に野外でやりたいとゴリ押しでお台場の空き地に特設ステージ

そこへYOUと取材が来てたわけですね(やっと本題!!)

ノルウェーからももちラスコンのためにやってきたトミーさん
(おそらくYOUTUBEで)偶然みたMVきっかけにファンになって何度もコンサートのために来日
「自分が変わるきっかけをくれたアイドルに感謝したくて来た」
「見ているだけで笑顔になれる、元気になれる」
というところで心の底から同意しつつ
真剣にグッズを選んだり、母国語ではない曲を口ずさみながらキンブレを振り涙してる姿が他人とは思えない

OAではちらっとしか映らなかったけどおそらく掛け声なんかも鉄板曲は完璧と思われる

 

そしてトミーさんはニュースにもなった名言を残します

「ももち」を好きなグループやメンバーの名前に置き換えてレッツ想像

 

コンサート自体もものすごく良くて、デビューからの筋金入りのおとももちも、ライトなおとももちも楽しめるまさにファンのためのセトリだったことも付け加えておきます
ラストは笑顔で感謝とさよならの言葉の後に舞台が下がり、最後に上げた右手の小指をしまっての伏線回収を忘れない完璧なフィナーレでアイドルだった15年に本当の終幕
ありえないほど理想の引退じゃないですか?

私は応援しているアイドルが引退するときに毎回このラスコンを思い出す呪いにかけられたと思う(笑)
ファンもしくはペンになってしばらくして満足度の高いコンやライブに行くとあぁもうこの思い出で生きていける今までありがとうみたいな気持ちになることがあるんだけどその気持ちの究極を感じたなんのこっちゃ

 

個人的に好きだと胸はって言えるKポドルが引退したことは幸せなことにまだな、いやあるな2NE1膝から崩れ落ちたわそれはさておき、ありとあらゆる事情でKポドルの引退イベントっておそらくない気がする
アイドルは通過点であり、その先があるのは飛びぬけた何かを持って活動の場をうつしていく人がほとんどだと思うけど
一撃死レベルのスキャンダルで社会的抹殺レベルでなければそろそろ終わりだよ~次こんなことするよ~予定だよ~と情報出してくれたらいいなと思う
どんな終わりでも悲しいことには変わりないんだから心の準備とできればお礼を叫べる機会があればと思うのはわがままなんだろうけど言うだけはタダなので(笑)
なんならメンバー脱退でも解散でもそこに向けて予定表出てティザー順次公開してネット上でさよならメッセージとかあるといい

悲しいより最後までやってくれるなー!と大変満たされるし何らかの動きがあったときの反応がめちゃくちゃいいと思う

引退関係ないけど入隊とか結婚とかの前にも匂わせからはじめてティザーとメッセージ発信してほしい

心の準備さえできればファン離れしても気にかけ続けてくれると思うんだけどな~

 


蛇足として
2017年の6月は℃-ute解散コンに始まりIKONドームBTSたまアリももちラスコンお台場で終わる心が激動の1ヶ月でした主に仕事にまわす体力がきつかった