去る5月27日(木)、女優・タレントの久本雅美さんを創価大学にお迎えし、文学部「人間学」の授業にて授業内講演会を行いました。

 

創価大学文学部ホームページより

久本雅美さんに講演していただきました

 

 

テレビに舞台に大忙しの久本雅美さんですが、創大生のためにと、時間をこじ開けて八王子の創大キャンパスにお越しくださいました。いつも通りの元気いっぱいで登場された久本さんに、学生たちも大喜びでした。

 

講演のテーマは「桜梅桃李 自分らしく輝いて」。ご自身の今日の活躍まで至る経緯をユーモアを交えながら紹介されました。

 

佐藤B作さんが主宰する劇団東京ヴォードビルショーに魅せられ、大阪から上京。何の伝手もないなか飛び込みで入団した際のエピソードや、そこから柴田理恵さんらと新しい劇団「WAHAHA本舗」を立ち上げて移ったことなど、これまでの役者人生を赤裸々に語ってくださいました。

 

なかなか芽が出ずに伸び悩んでいたとき、劇団の仲間から「君は普段はおもしろいのに、それが舞台で出ないね」と指摘されたそうです。そんなときに一人の友人から「桜梅桃李」という生き方を教わります。桜は桜、梅は梅。梅が桜になろうとしてもなれないように、他人と自分を比べてうらやむ必要はない。桜には桜の良さがある。梅には梅の良さがある。桃も李もそう。それぞれの個性を自分らしく輝かせていけばいいんだ。そう気づいたとき、自分らしさをそのまま舞台で出せるようになり、久本さんの役者人生は一気に開花したそうです。

 

それまで「可愛い」役柄が多かった久本さんが殻を破って自身の「おもしろさ」を前面に出した「オカルト二人羽織」が大人気を博し、テレビ番組からも出演オファーが来るようになったとのこと。

 

自分の生き方が変わったことでものの味方も変わり、自分の演技を通して、見てくださる人に元気と勇気と希望を贈れる自分でいようと思えるようになったそうです。

 

また、本学創立者の池田大作先生との出会いにも触れられ、

「ともすれば、自分はダメな人間なんだ、なんの力もないんだと考え、卑屈になり、絶望的な思いをいだいてしまう。しかし、そうではありません。みんなが、尊い使命をもって生まれてきている。必ず自分らしく輝くことができる。では、どうすれば、自分を輝かせていくことができるのか――それは″粘り″です」との池田先生の指導を座右の言葉としてきたと語られました。

 

講演終了後には、学生の「リーダーの資質とは何ですか?」との質問に「大勢の人のリーダーであったとしても、一人一人と向き合っていく誠実さが大切だと思います」と答えられるなど、その言葉どおり、学生の質問一つ一つに丁寧に答えてくださり、学生にとって忘れられない、思い出に残る講演となりました。

 

7月からは京都南座の松竹新喜劇夏まつり特別公演に出演される久本さん。稽古も多忙となるこの時期に講演をしてくださったことに感謝し、南座の舞台の大成功をお祈りしたいと思います。