カウンセリングの頻度を上げるとき | 山の実カウンセリングルーム・臨床心理士のブログ

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カウンセリングの適切な頻度はよく質問されます。

皆さん気になるところでしょう。

カウンセリングの頻度はかなり幅があります。

正解があるわけではないのですが、頻度を上げた方が良いときについて書いてみたいと思います。

 

【頻度を上げた方が良いとき】

これは症状や困りごとが頑固なときです。

症状が続いているとき、それを維持している要因があります。

考え方、行動パターン、生活習慣、周囲の環境、、、などです。

頑固な症状のときは、上記のような要因も頑固になっているのでそれも含めて改善する必要があります。

これまでのサイクルとは違う力を外部(カウンセリング)から働きかける必要があるわけです。

ただ諸要因が頑固だと、カウンセリングの頻度が少ないと変化が起こりません。

カウンセリングのときに少し改善しても次回までにまた元に戻るからです。

こういう場合は一定期間、頻度を上げて取り組んだ方が効果が出やすいです。

 

あと、病状が重い場合はどうかというと、これは必ずしもカウンセリングの頻度を上げることにはつながりません。

まずは医療機関に繋がることが優先されるでしょう。

 

ケースバイケースですので参考程度にしてください。

 

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