　5月29日、「七尾市ボランティアテント村」閉村式。

　震災当初、ボランティアの多くの方たちは金沢に宿泊し能登に入っていた。道路状況も厳しく、往復だけで相当な時間がかかってしまう。今でもそんな方は少なくはない。現地に何度か入ってた登山家の野口健さんと総社市の片岡聡一市長とが、提案をされ、七尾市の城山野球場にボランティアの方たちが宿泊するテント村を設置することに。

　紆余曲折を経ながらも、片岡市長の力強いリーダーシップもあり、3月24日に、総社市、赤磐市、和泉市、東大阪市、蛯名市、鎌倉市、南砺市の7市職員の方たちが中心になって「七尾市ボランティアテント村」が始まった。

　100張のテントが野球場に並ぶと、それはそれは壮観。約2か月あまりで延5,401人のボランティアの方が利用され、市内被災家屋1,123軒の後片付け等に力を貸していただいた。

　その他多くの企業、団体、個人の方たちもその運営に協力される。ソフトバンクも開村した翌日3月25日に、スターリンクを設置し、キャンプ場のWi-Fi環境を整える協力をした。

　野口健村長から、弊社に感謝状もいただく。野口村長からは、今までいろいろなところで活動をしてきたが、ここまでWi-Fi環境が整ったキャンプ場は、きわめて珍しい、初めてかもしれない、とのお言葉。恐縮しきり。

　閉村式の後、大型テントにて打ち上げも。ただ、まだまだ続く。そのお手伝いを引き続きしていく、皆で誓い合う。